２０日に小樽市立潮見台小学校で行われた応援大使プロジェクトでの一幕。質問コーナーでの「（自分以外に）なりたい選手はいますか？」という児童からの問いに対し、先に答えた奈良間は「僕は今川優馬選手です。パワーのあるバッティングが好きだからです」と、一緒に参加した先輩へのリップサービスをきっちりと敢行した。

　それに対して今川は「僕は奈良間…にはなりたくないですね」と予想外の、いや、ある意味で予想通りの回答で、しっかりとオチを付けてみせた。

　話の流れを読んでの見事なトークスキルを発動。最初はそう思っていたのだが、イベント終了後の取材で、今川から〝黒幕〟の存在が明かされた。「奈良間が『ここは僕って言っちゃダメですよ』って、小声で横で言っていて（笑）」。キレキレのきつねダンスも披露するなど、この日の学校訪問イベントで強い存在感を示し続け、「エンターテイナーだな」（今川）と、先輩からも賛辞を受けた奈良間。その姿は、きっと児童たちの脳裏に楽しい思い出とともに深く刻まれたことだろう。