清宮幸太郎&水野達稀 キャンプ2度目の特守「ここでエラー数、ワンツーなので…」2人の掛け合いをたっぷり掲載
特守を終え、笑顔を見せる清宮幸(左)と水野=撮影・小田岳史
■秋季キャンプ(11月3日、エスコンフィールド北海道)
谷内コーチが工夫こらした守備練習
日本ハムの清宮幸太郎内野手(26)、水野達稀内野手(25)のコンビが、今キャンプ2度目の特守を敢行した。開始から1時間ほどゴロ捕球を繰り返し、谷内亮太内野守備走塁コーチ(34)は「守備に関しては地味な練習をしないと、多くやらないとうまくならない。意識付け」と説明。テニスボールを使用するなど「飽きやすいので、たまに違う練習があった方が楽しさがあっていいかな」と工夫を凝らした。
最後は2人でノルマ20本の「ノーエラーノック」に挑戦。3回目でようやく成功し、球場に集まった1万2000人のファンを沸かせた。練習後はそろって報道陣の取材に応じ、軽快な掛け合いを披露した。
特守でノックをする谷内コーチ
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やっぱり基礎が大事
―特守の大半がゴロ捕球だった
清宮幸「いや~疲れましたね。いい練習だったすね。でも本当、ああいうのをやってから実際、ノック受けたら感覚も違うし、大事だなと思います」
水 野「基礎、大事なので。オフにこのメニューやれればいいなと。いい練習を用意してくれた。自分で考えるのは苦手なので(笑)」
―ノーエラーノックはプレッシャーだった
特守でテニスボールを使った練習をする水野
水 野「試合より嫌っすよね(笑)。17、18(本目)くらいになると」
清宮幸「確かに。本当そう~。マジで九回、同点…」
水 野「自分がミスしたらサヨナラ負けくらい嫌ですよね」
清宮幸「確かに、確かに、しびれました」
オフの過ごし方 攻める時は攻めて
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―今季を振り返って、守備の意識は
清宮幸「ここでエラー数、ワンツーなので(※)。やっぱりそこを何とか…。今年はシーズン序盤にエラーしちゃったので、キャンプだったりオフの過ごし方で最初の入りも変わると思うので、こういうのをオフに続けてできたらいいと思います」
(※清宮がリーグトップの14失策、水野が同2位の13失策)
水 野「まあ(失策)2トップなので…。エラーしないようにしたら守備範囲が狭くなっちゃうので、攻める時は攻めて。攻めてのエラーはオッケーと谷内さんは言っているので、守りにだけは入らないように」
―担当の谷内コーチはどんな存在か
清宮幸「いつも盛り上げてくれるし、モチベーションを上げてくれるし、ちゃんと身になるけど辛い。すべて絶妙なところを突かれていると思います」
水 野「シーズン中になるんですけど、その場でエラーした時も(アドバイスを)言ってくれるので。もうちょいこうした方がいいとか、自分も意見を言いますし。そこで反省して、次の回に同じ打球がたまに飛んでくる可能性もあるので」
特守でボールを捕りきれず、グラウンドに倒れ込む清宮幸
来年は2桁いかないように
―来季は失策王の汚名を返上したい
清宮幸「そうですね。頑張りたいですね」
水 野「来年は頑張って1桁ですね。ゼロは絶対無理なので。2桁いかないように頑張りましょう」
清宮幸「そうだね」
―三遊間を組むこともある2人だが関係性は
清宮幸「ミスった時とか、もっと俺に声をかけてほしいです」
水 野「僕がミスったときにめっちゃ声をかけてくれるんですよ」
清宮幸「だから、もっと返事してほしい(笑)。寂しいです」
水 野「いや、助かってますよ」
清宮幸「(声掛け)聞こえている?」
水 野「聞こえています」
清宮幸「じゃあ、良かった。聞こえていないかと思った」
水 野「表情を緩めることは無理なので。キヨさん、何か言ってくれているなって」
清宮幸「それが寂しい」
水 野「エラーした後、一人でぶつぶつ言っているので」
清宮幸「イライラしているので。しゃくに障らない程度に。気を使って(笑)」
水 野「エラーしたとき、人を殺しそうな目をしているので(笑)」
特守で谷内コーチ(左)からアドバイスを受ける清宮幸(中央)と水野
キヨさんが一番うれしそう
―2人といえば、ヒットを打った際に〝手裏剣ポーズ〟を見せることでおなじみ
【水野達稀が明かす〝手裏剣ポーズ〟誕生秘話 仙台空港でのハプニング「始めたのはキヨさんです」】
水 野「グッズになればいいのに」
清宮幸「俺のやつみたいだよね」
水 野「キヨさんが一番うれしそうにやっているからね。(やり始めたのは)今年からですよね」
清宮幸「今年からです。コイツ(のエピソードから生まれたポーズ)なので」
水 野「僕もキヨさん打った時、やりますよ」
清宮幸「コイツと僕しかやっていない」
水 野「(伏見)寅威さんは僕、打った時にやってくれている」
―五十幡選手もポーズができた経緯を知っている
清宮幸「目撃者だから」
水 野「一番近くで見ていたのに」
清宮幸「なのに恥ずかしがっています」

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