ファイターズ
《ハム番24時》9月7日

生田目の弟・忍外野手が日本製鉄鹿島の一員として都市対抗野球に出場していた。そのニュース記事を目にして、思い出したことがあった。
記者は前職で水戸工高3年だった忍さんを取材していた。当時は流通経大のエースだった生田目が「公務員志望」を公言して、注目を集めていた時期だったこともあり、自然と兄の話題に。「(プロ入りを)説得できるように頑張ります」と、家族一丸となってプロ入りを後押しするとコメントしてくれた。
その思いが通じたのか、生田目は社会人・日本通運を経て、18年ドラフト3位でプロ入り。昨季1軍に定着し、ブルペン陣に欠かさぬ存在となった。その話を先日、本人に振ってみると「そんなキレイな話あったっけ?」と豪快に笑い飛ばしつつ「まあ、そうしておきましょう」と認めてくれた。
2歳下の弟とは「全然、連絡取り合わない」そうだが、先日「墓参りに行っていなくて(茨城の)実家に帰って、その時についでに兄ちゃんもいるし、飯を食いに行きました」。ここ最近は「どっちが先に(現役を)辞めるか」競い合っているという。兄弟で切磋琢磨し合い、1年でも長くプレーを続けてほしい。