《甲府戦後》(ロスタイム5分は)頼む、という思いで見守りました《柴田Talk》
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■J2第27節 甲府1-2札幌(8月23日、山梨・JITリサイクルインクスタジアム)
試合後、取材に応じた柴田慎吾監督(40)の一問一答は以下の通り。
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ー試合を振り返って
「前半狙い通りの形。前節の反省を生かしてアグレッシブに攻守ともに仕掛けられた。前半だけで2得点を取れたのは狙い通りですし、かなり良い展開だったと思っています。その後は警戒していたカウンター、セカンドボールの奪い合いで相手にボールがこぼれていた。そこをもっと的確に1個、1個処理していくこと。後半は3、4点目を取れるチャンスがあった。そこでしっかり決め切ることによって、もっと自分たちのペースでゲームができたんじゃないかと思う。この反省は次に生かして、次に向かっていきたい」
ー前半は狙い通りの展開。ゲームプランは
「前節の秋田戦は入りで相手の圧を食らった。自陣で攻守をしなければいけない時間帯が多くなった中で失点をしてしまった。そこを反省して、逆に俺たちもそういうことをやっていこう、と。自分たちがやりたいことと、そのゲームの中でしなければいけないことを整理した。特にゲームの入り。今週はキックオフのとこからのトレーニングもしました。そこを含めてが狙い通りかな」
【柴田監督が就任2戦目で初勝利! アカデミー指導で得た確信「チームは自分を映す鏡」】
ー後半は甲府が盛り返した。うまくいかなかった部分は
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「アウェーで、気温差も含めてタフになることは分かっていた。相手は1ー2で前半を折り返して、ホームですしパワーを持ってプレーしてくる。ある程度、仕方がないところと、もっとゲームをコントロールして3、4点目を取れたら有利にゲームを進められたのでは?と思っています」
ー先発起用の長谷川、パクミンギュが攻撃を活性化させた
「タツ(長谷川)はトレーニングから良いパフォーマンスを見せてくれたし、何よりも戦術理解がすごく高い選手。攻撃のフェーズはもちろん、守備のプレスもかなり効いていた。ワントップにブラジル人がいるので、守備のタスクをちょっと減らしたかったことを含めてタツを起用した。ミンギュに関してはケガ明けですが、1週間を通してコンディションが良かった。本来なら途中で代えたかったが、代えられなかった。リバウンドが出なければいいなと心配しています」
ー攻撃的サッカーを掲げて就任2戦目で勝利。採点するなら
「とにかく我々はJ1に上がらなければいけない。点数よりも、まず勝てたことですね。減点方式は好きじゃないので、とにかく成果と課題をしっかり共有して次に進みたい。選手やスタッフと日々を積み上げて、毎週しっかり勝ち点3を取れるように、レベルアップできるようにやっていきたい」
ー相手がボールを保持している時間帯に身振り手振りを交えて指示を出していた
「相手の中盤は技術の高い選手がたくさんいる。そういう選手たちに自由にボールをを配給させないようにするためにも、プレスがすごく重要だった。下がるだけじゃなくて、どこに戻るか。また戻っただけでなく、ボールに規制を掛けることを今週トレーニングで取り組んだ。そこも含めて再度コーチングしました」
ートップチームの監督として初勝利
「僕の初勝利うんぬんじゃなくて、コンサドーレが勝てたことが何より。個人的な感想は、ちょっとホッとしてます」
ー相手の大塚監督は現役時代に一緒にプレーした。言葉を交わしたか
「マッチミーティングはお互いに試合前なので、そんなに言葉は交わさなかった。試合後は『初勝利おめでとう』と声を掛けてくださった。同じリーグで戦うライバル、先輩として本当にリスペクトしている。切磋琢磨しながら今後もやっていきたい」
ー1点差でロスタイムは5分。どのような心境だった
「交代策は全てしたので、あとは選手を信じていた。頼む、という思いで見守りました」
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ー試合終了の瞬間に絶叫
「ただただコンサドーレが勝てたことに対する喜びの形です」