高校野球
2025/07/13 15:30 NEW

【プレーバック】南北海道大会準々決勝 苫小牧中央0-2駒大苫小牧(7月13日、札幌円山)

投手戦を演じた駒大苫小牧の寺田(右)と苫小牧中央の渡邉=撮影・十島功

投手戦を制して駒大苫小牧が4強入り

 苫小牧対決の軍配は、駒大苫小牧に上がった。駒大苫小牧の寺田七将(ななと)投手(3年)、苫小牧中央の渡邉大仁(だいと)投手(3年)。両エースの意地が序盤からぶつかり合った。

 一回、まずは寺田が3者凡退で立ち上がると、一方の渡邉は2死二塁とされるも、駒大苫小牧の4番・吉川琉毅内野手(2年)を二ゴロに打ち取った。その後も一進一退の攻防を繰り広げながらも、両投手とも得点を許さなかった。六回まで互いにゼロ行進と、試合もテンポ良く進んだ。

 試合が動いたのは七回、駒大苫小牧の攻撃。相手の連続失策などで1死二、三塁の好機を作ると、8番・渡邊羚生(れい)捕手(2年)が右中間へ適時二塁打を放ち、待望の先制点を手にした。2死から1番・坂本唯斗内野手(2年)にも適時打が飛び出し、流れをグッと引き寄せた。援護をもらった寺田は119球を投げ抜く完封勝利。駒大苫小牧が2年ぶりの4強入りを決めた。

 苫小牧中央は渡邊が7回2失点(自責0)の好投を見せたが、打線が八回無死一、二塁、九回1死二、三塁の好機で無得点に終わるなど、あと一本が出なかった。


■4強入りを果たした駒大苫小牧の佐々木孝介監督(38)
「南北海道大会の舞台で同じ苫小牧のチームといい試合をできたことがうれしいです。(苫小牧)中央さんは素晴らしいチームです」

■苫小牧中央打線を完封した駒大苫小牧の寺田七将投手(3年)
「(苫小牧中央に)去年負けて、卒業した3年生が泣いている姿を見て、絶対にきょう、かたきを取ろうと思っていたので、しっかり勝てて良かったです」

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