高校野球
2025/07/13 14:35 NEW

【プレーバック】北北海道大会1回戦 遠軽1-2クラーク(7月13日、旭川スタルヒン)

4年連続の8強入りを果たしたクラークナイン=撮影・星野雄飛

両者互角の戦いもクラークが競り勝つ

 昨夏準優勝のクラークが、同8強の〝マン振り打線〟遠軽に終盤に競り勝ち、4年連続の8強入りを果たした。

 クラークは22年センバツ甲子園右腕・辻田旭輝(亜細亜大3年)の弟、辻田丞(3年)が先発。遠軽は塩田禅(2年)が先発のマウンドに上がった。

 最初にチャンスを作ったのは遠軽。三回、先頭の7番・岩元一桜(いっさ)捕手(3年)が左中間を破る二塁打。犠打で1死三塁の絶好機を作った。しかし9番・藤原翼空(つばさ)二塁手(3年)の打席で、1-2からスクイズを仕掛けたが、空振り三振。さらに飛び出していた三走が三本間で挟まれ走塁死。得点機を逸した。

 遠軽は五回、再び先頭の本山悠人外野手(1年)の二塁打で得点圏に走者を進めたが、1死二塁から投直併殺で好機を生かすことができなかった。

 七回、ついに遠軽が試合を動かした。1死から4番・池田大起左翼手(3年)が右中間を破る二塁打で得点圏に走者を置くと、2死二、三塁から暴投で先制点を奪った。

 クラークは六回まで3安打に抑えられていたが、七回、ようやく打線がつながった。先頭の千葉丈瑠捕手(3年)が左前打で足がかりを作ると、2死三塁から9番・穴田晃生遊撃手(2年)が左前適時打で同点。すぐに試合を振り出しに戻した。

 勝ち越しを狙うクラークは八回、四球と安打などで1死一、二塁の好機。ここで千葉の右前打を右翼手が本塁へ悪送球。これが決勝点となった。

 遠軽は何度もあと一歩のところまで攻めたが、決定打が出なかった。

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