水野達稀 けがから復帰し、猛アピール中 昨年から変わらぬ目標は「大悟さんと…」
「6番・二塁」でフル出場した水野=撮影・中田愛沙美
■イースタン・リーグ7回戦 オイシックス10ー5日本ハム(7月1日、鎌ケ谷スタジアム)
1軍復帰へ準備OKのフル出場
左脚のけがで離脱していた日本ハムの水野達稀内野手(24)が「6番・二塁」でフル出場。1軍再昇格に向けて、「万全です。体は元気になりました」と強調した。
まさかのアクシデントで登録抹消
今季は開幕から主に遊撃で出場し、持ち前の勝負強いバッティングを見せていた。
アクシデントが発生したしたのは、5月31日のロッテ戦(エスコン)前の守備練習中。「ピリッときた。自分ではやれると思っていたので、テーピング巻いて出るくらいかなと思っていたんですけど…」。同日に札幌市内の病院で検査を受け、左ハムストリングス筋損傷と診断された。

はやる気持ちを抑えて再出発
翌6月1日に出場選手登録を外れ、2軍施設の鎌ケ谷でリハビリを開始させた。
「去年(右足首を)捻挫した時はできることが少なかったけれど、今回はこっち(鎌ケ谷)に来てからすぐ走れた。走れたので、できたなって思いはありましたね…。トレーナーには、それでやって、ブチっていくよりマシだよと言われました」。気持ちを切り替え、前向きに取り組んできた。
積み重ねてきた意味のある打席
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先月17日の2軍西武戦(鎌ケ谷)で実戦復帰し、ここまで8試合に出場し、打率・333、1本塁打、4打点。「自分でこの打席はこうしようと、めっちゃ考えて立っています」。この日も二回の第1打席で内角球を右前へはじき返し、「イメージしていたのとは違ったんですけど、考えた中でああいうヒットだったので、結果的には良かったです」と、うなずいた。
二回の第1打席で右前打を放った水野
新庄監督からメッセージも
チームが好調な中、シーズン序盤での負傷離脱。新庄監督は状態を気にかけ、インスタグラムのダイレクトメッセージ(DM)を送ってくれるという。
「焦るな、もありましたし、もうちょっとポイント前で打てとか。復帰した時ほど、前のポイントで打てと言ってもらえました。それを意識しながらやっています」
レギュラー再奪取へ みなぎる闘志
もう準備は万端。レギュラーが固定されていない二遊間争いに闘志を燃やしている。
「(上川畑)大悟さんが出たり、(石井)ピンさんが出たり、山県が出たりしていますけど、去年、大悟さんと二遊間組みたい、組みたいと言っていたので。それは今年も変わらずに。大悟さんと二遊間組みたいのはありますね。大悟さんが出た時はめっちゃ応援しています。大悟さんと(同学年の)奈良間はちょっと応援しちゃいますね」
ライバル関係であっても、ドラフト同期入団の上川畑は特別な存在。その目標をモチベーションに、アピールを続けていく。
