高校野球
2025/06/30 18:40 NEW

北星大付が甲子園出場の東海大札幌高を下し南大会へ 背番号10の畠山大輝が好リリーフ【南大会札幌】

東海大札幌高に勝利し、ガッツポーズする北星大付の畠山投手=撮影・十島功

■全国高校野球選手権南北海道大会札幌支部予選(6月30日、札幌円山ほか)
▽Dブロック代表決定戦 北星大付4-3東海大札幌高


 

センバツ出場校に土を付ける大金星

 北星大付の畠山大輝投手(3年)は、最後まで仲間を信じて腕を振った。1点リードの九回2死一、三塁。一打同点、長打が出れば逆転サヨナラ負けの場面。相手はセンバツ甲子園で1勝を挙げた東海大札幌高打線だが、臆することはなかった。最後は直球で押し込み、左飛に仕留めると、マウンド上で喜びを爆発させた。センバツ出場校に土を付ける大金星。その立役者は間違いなく畠山だった。

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緊迫のマウンドに早く立ちたかった

 序盤から緊迫した展開が続く状況だったが、畠山には不思議と変な緊張感はなかった。むしろ、マウンドに上がりたくてしょうがなかった。「自分は早く投げたいと思ってました。めちゃくちゃ良い試合だったので、自分もそのマウンドに立ちたいと思って、ブルペンにいました」。

七回から登板し、好リリーフを見せた北星大付の畠山

 

ピンチの連続も仲間を信じ3回0封

 その待ちわびた登板は七回から巡ってきた。外角中心に組み立て、決め球も高めに抜けないように細心の注意を払っていたが、相手は昨秋の全道王者。簡単な打者は1人もいない。七回無死二塁、八回1死二、三塁、九回1死三塁とピンチの連続。ただ、後ろには頼りになるチームメートがいる。その仲間の存在が自らの背中を押してくれた。「自分らは本当に全員でやってきたので、支え合ってカバーし合って何とかなったかなと思います」(畠山)。現に七回1死二塁から左前打を許したが、左翼手と三塁手の完璧な中継プレーで得点を防いでくれた。

九回先頭で出塁して勝ち越しホーム 歓喜もつかの間…

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