梅林優貴がアピール弾「ボス、僕の名前覚えていますか?」 直近1週間はベッツと毎日のように…

27日の2軍DeNA戦で2号ソロ
日本ハムの梅林優貴捕手(27)が、27日の2軍DeNA戦(鎌ケ谷)で、2号ソロを放った。
会心の一発には、伏線があった。梅林は試合開始の1時間程前、記者に歩み寄り「きょう、ホームランを打ったら、取材お願いします。記事のタイトルは『ボス(新庄監督)、僕の名前覚えていますか?』で(笑)」とアピールしていた。実際、第1打席の初球を左翼スタンドまで運び「特に打てる理由があって言ったわけではなかったので、本当にまさかでした。良い風が吹いてくれました」と驚きながら笑った。
しかし、決して本塁打狙いで打席に入ったわけではない。今オフ、奇跡的にマンツーマンで合同自主トレを行ったムーキー・ベッツ(ドジャース)からの金言を、忠実に守った結果だ。「ベッツに言われたことを守って、タイミングを合わせるだけ。それをイメージして試合に入って、1打席目の初球だけ合いました。最近単打が多いので、ホームランを打ちたい気持ちはありつつ、そんなスイングをしたらおかしくなるのも分かっているので、我慢して今までの形を崩さないように行きました」と、〝長打欲〟を抑えて打ったアーチだった。
残り3打席は凡退「ホームラン以外は最悪」
ただ、残りの3打席は凡退した。「ホームラン以外は最悪の打席でした。ホームランを打った後の打席は大事と思ってしまってダメだった。2打席目以降も、何もなかった1打席目のように入れていたら絶対、良かったはず。変に自分で、謙虚にというか、ホームラン打った後にがっつきすぎたら、もう1発狙っていると思われるだろうな、とか考えてしまった。それがもうダメ。それでは、ベッツになれないなと思いました」
特に4打席目は犠打の構えから打ちに行くバスターを試みたが、力のない一飛に倒れた。佐藤2軍打撃コーチからはバスター失敗を「少年野球の見本にならないよ、あんなの。やればできるんだから、やるの」と一喝され、「本当に練習不足です。もっと練習しないといけない。本当に佐藤コーチの言葉通りです。そのまま(記事に)書いておいてください」と反省しきりだった。