深い悩みも相談し合う仲
今回の「タイトル未定の日常」は冨樫優花と谷乃愛が、出会った頃の第一印象やお互いの長所について語り合った。悩みを相談し合う仲の2人が知っている一面とは―。
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冨樫「初対面は5年前ぐらいかな? 覚えてる?」
谷「私は入る前からタイトル未定のことを知っていたから、もちろん優ちゃん(冨樫)のことも知っていたよ。歌がうまい方っていう印象だった。内面は知らなかったから、あんまり話してくれない方、おとなしい方なのかなって感じたかな」
冨樫「私も北海道のアイドルさんを見ていて、(谷が所属していた)ミルクス本物さんや(谷)乃愛を知っていたから、実際に会えたときは『本物だ!』って思って『ミルクスさんでしたよね』って話しかけた記憶がある」
谷「初顔合わせのときだよね? 緊張感がある空気だったんだけど、優ちゃんが優しく話しかけてくれたのはめちゃくちゃ覚えてる。優ちゃんが『ミルクスさん見てました』みたいなことを言ってくれて、ちょっとホッとした。今もだけど、最初から本当に優しい人というイメージ。こんなに喋ると思わなかったな。上品な印象だけど、仲良くなって話してみると、面白い一面が見られたりしてうれしかった」
冨樫「私から見ると乃愛はずっとしっかりしているけど、当時は今よりも何か背負っていたような印象だったかな。でも最近はバラエティとかラジオとか、キャラクターをどんどん外に出せていて、私もうれしくなっちゃう。お互いに『自分が出せない』って悩みがあったもんね」
気づけば乃愛と呼ぶように
谷「確かにキャラについて話すことも多かったし、どうしたら良くなるかとか、お仕事の深い話をめちゃくちゃするよね。何気ないときにそういう話をするから、一番喋っているかもしれない。優ちゃんに悩みを話したら、アドバイスをくれたり、解決方法をしっかり教えてくれる。そういえば、気づけば、乃愛って呼ぶようになったよね? 谷ちゃんじゃなくなった」
冨樫「本当だ!」
谷「去年のいつからか(阿部)葉菜ちゃんが『のあー』って呼ぶのにハマってて、乃愛じゃなくて。そしたらみんな乃愛って。乃愛ちゃん、谷ちゃんとかだったのに」
冨樫「気づかなかった…。確かに谷ちゃんとは呼ばなくなったかも」
谷「一時期、乃愛ちゃんの時期もあったかも。谷ちゃんと乃愛の間に」
冨樫「乃愛ちゃんの時期もあった」

アイドルに新ジャンルを
谷「優ちゃんは長所がいっぱいあるよね。やっぱりパフォーマンス力がずば抜けていると思ってる。私は王道アイドルがすごく好きだったから、アイドルに新しいジャンルをつくったのが優ちゃん。顔もかわいくて、歌もダンスも個性をすごく出せている。私にはできないし、他の誰かもできるわけじゃないから、アイドルに新しいジャンルをつくったのが、優ちゃんだなっていう風に思うし、私もそういうアイドルを初めて好きになった。性格もめっちゃ良くて、自分より相手を優先する感じがすごくあって、ちょっとしたことで『優しい…。キュン』って思うときがめっちゃあるよ」
冨樫「乃愛もいっぱいあるけど…、う~ん」
谷「悲しい~!(笑)」
冨樫「何から言ったらいいんだろう? 努力家。めっちゃ努力家だと思うし、芯が強いなと思う」
谷「メンタルは強いかもしれない」
冨樫「いつも悩みを話してもらって『谷ちゃん、もうダメかも』と思うこともあったけど、いつの間にか自分を見つけて、ずっと頑張ってる。それがすごいなと思うし、自分の武器を曲げないで貫いているのが、アイドルとして尊敬する。パフォーマンスは誰が見てもかわいいし、乃愛の強みってかわいいだけじゃなくて、パフォーマンスに対してちゃんと向き合っているというか、意志を感じるからこそ惹かれる。かわいいし、かっこいい」
谷「え~、うれしい」
冨樫「あと表情とかダンスの見せ方も好き。(私の)意外な一面だったりはある?」
人数が少ないほど喋る(笑)
谷「え、何だろう? こだわりがメンバーの中で一番強い気がする。自分の見せ方というか、一番自分を理解していると思う。そこも含めて、こだわりが強いから尊敬するよ。喋ったらフワフワしている感じだけど、結構ガッツ系だよね」
冨樫「そうだね」
谷「あと、めっちゃ喋るよね。人数が少なければ少ないほど喋る(笑)。特に3人体制のときはかなり喋ってたよ。何年も一緒にいる3人だったからね」
冨樫「ふふふ」
谷「ずっと素だったよね」
冨樫「うん、素を出し過ぎてた。2人になら私、何でも喋っちゃうから。あったこと全部。さすがに『言っていいことと悪いことがある』みたいなことを言われて」
谷「うそ!? 言ったっけ?」
冨樫「メンバーだし、家族ではないから、ちょっとわきまえようと思って」
谷「あ! それは違うの。言ってくれるのはうれしい。信頼してくれるのはうれしいから。でも『家族でもないのに、そんなに話して大丈 夫?』って。人のことは絶対話さないけど、自分のことは何でも喋るから、それは意外かも」
冨樫「最近は気をつけてます(笑)。乃愛は本当に素直だよね。葉菜ちゃんとも話したんだけど、何かアドバイスをしたら意見をそのまま聞いてくれたり。ライブ以外のお仕事は谷ちゃんワールド全開だけど、とにかくしっかりしているし、仕事に対しても人一倍厳しいと思う」
谷「恥ずかしいな、この対談(笑)。私も何でも言っちゃうかも。結構、言ってない?」
冨樫「確かに。私も、谷ちゃんだから言いたくなる。お互い信頼してるね?」
谷「ふふふ」

新メンバー加入で大人に
冨樫「大人になったよ」
谷「大人になった? 良かった~」
冨樫「新メンバー2人が大人だよね」
谷「ね」
冨樫「影響される。考え方がすごく大人で」
谷「30代ぐらいの女性の考え方というか。私が言うのもなんだけど、優ちゃんも大人になったよ。あんまり落ち込まなくなったよね?」
冨樫「うん。全部を受け入れて、こうあるべきっていう固定概念がほとんどなくなった。FNS歌謡祭に出演する前ぐらいに、いろんなことが重なってかなり沈んでいた時期があったんだけど、そこでゼロスタートになった感じ」
谷「言ってたね。そこから本当にちゃんと変わった気がする」
冨樫「昔からグループの変化を受け入れにくかったんだけど、変わっていくんじゃなくて、進化していくものなんだっていう風に受け止められるようになってから、変われた気がする。あと自分は完璧じゃないって実感することも多くて、良い意味で自分に期待しなくなったんだ」
谷「その時期は話すことも多かったから、悩んでたのも知ってたし、どうやって乗り越えたかも横で見てたから、すごいと思ったよ。私だったら無理だなって。物事をめっちゃ考えるよね?」
冨樫「めっちゃ考える」
谷「逆で、私は何も考えない」
冨樫「本当?」
谷「嫌なことはめっちゃ考えたりするけど、楽して生きようって人だから」
冨樫「えー、そうなの?」
谷「できれば楽して生きようっていう人間だから、あんまり物事を考えてないんだよね。だから尊敬するよ」

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