《SHINOの信条》熱中症が危ない。この球場だけはもう完投王国なし(笑)

■パ・リーグ9回戦 日本ハム5-2西武(6月27日、ベルーナドーム)
試合後の新庄剛志監督(53)の一問一答は以下の通り。
―先発の伊藤が好投
「いや危ない、危ない」
―どういうところが
「違う違う。熱中症が危ない。投げた方ですよ。この球場だけはもう完投王国なし(笑)。危ない危ない。今井くんも急に…今後、マウンドでのきょうの出来事がトラウマにならなかったらいいですね。急に来ると怖いと思うから。80球を超えたぐらいで。そのへんの意識はなくなってほしいですね」
―この球場以外ならもう1イニング続投も
「いやいや行くでしょ。だってクーラーが効いているもん。本人もいけたと思う。九回、ちょっとしんどそうだったから」
―伊藤は八回を抑えたとき、気持ちが前面に出ていた
「あれで使い果たしたんじゃないですか。本当は(交代が)もっと前でもいいぐらいでしたけど。でも、エラー、うちのイージーエラー三つ。(記録は)二つだけど三つ。あそこでよく踏ん張ってくれましたよね。あのマウンドの投球、もう感謝しかない。申し訳ないという気持ちがありましたね」
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―2番で田宮を使ったのは今井との相性を加味して
「そうそう。4番でもいいぐらいですけどね。今井くんに対しては。バントしてセカンドに送ったって打てる確率が低いなら、2番で一、三塁をつくりたいなと思ったら、(本塁打で)1周回ってきやがった(笑)」
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―今井がアクシデントで交代した
「それはそれで、嫌な雰囲気があるんですよ。ひょうひょうと投げるピッチャーが来たら、気がついたら回が進んでいるような。緊張感ちょっと切れるまではいかないですけど、そういう怖さが野球にはある。その前に今井くんの方が心配でした。危ないので、本当に」
―万波が決勝打
「初球にね、真っすぐ1本でいって、逆方向に最高の一打。欲を言えば、ファーストランナーに返ってきてほしくなかったですか? 山県くんのスクイズ。あれは難しいボールでしたけど、何とかコケてでも転がしてほしいのと、エンドラン。エンドランがファウルになったことでボールが良く見えて、もしかしたら犠牲フライを打つんじゃないかなとは思いましたけど。バットの出方が良かった。まあ、なかなか難しいですよね。バッターになったら。おまえ、やってみろと言われる(笑)。俺はやったことがないから」
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―2日前、監督なら今井のスライダーを狙うと。田宮がスライダーを打った
「狙ったの?と聞いたら『狙っていました』と言っていた」
―監督の発言を知っていて
「みんな知っていますよ。それは知っていますよ(笑)。でも1人7球、粘ってほしいなという話はしました。そうしたら一回に本当に(矢沢、田宮が)7球前後、投げさせてくれて。でもあまり、好きじゃないんですよ。球数を投げさせて降ろさせての勝ち…望んでいないですけど、今井くんの場合、ちょっとある(笑)」
―それだけの投手
「そう。結果も出ていますし。あしたもいいピッチャーが来るので。なんか、勝つでしょ、ねえ(笑)」
―今井が来ても嫌な雰囲気はないか
「いや、楽しさしかないですよ。嫌な感じなんて全くないですよ。僕が楽しみなのは今井くんとモイネロくん。手ごわいという状況で、楽しさしかない。それだけいいピッチャーということ」
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