ファイターズ
2021/12/30 14:39

宮西「2.1」ブルペン入りだ キャンプ初日に照準

大記録に向かう宮西。まずはキャンプ初日のブルペン入りからすべてが始まる

 日本ハムの宮西尚生投手(36)が、来年2月1日の春季キャンプ初日にブルペン入りする意向を明かした。来季でプロ15年目を迎える実績十分のベテラン左腕に、慢心は一切ない。プロ野球の元日と言われる「2・1」から、ビッグボス・新庄剛志新監督(49)に猛アピールする。

特別待遇求めず

 宮西は入団以来、14年連続で50試合以上投げ続けてきた。球界でも屈指の実績を誇る。シーズン開幕へ向けた調整のペースは、自身で決められる立場だ。それでも、特別待遇は求めない。照準はきっちり、2月1日に合わせている。春季キャンプ初日から「普通に(ブルペンに)入ると思う」と頼もしく言い切った。
 昨季は新型コロナの影響で開幕が6月にずれ込み、短期間で120試合中50試合に登板。「きつかった。ダメージで回復が遅かった」と、今年の初ブルペンは2月6日に遅らせざるを得なかった。今季も50試合に登板したが「今年は143試合のうちの50試合だったから、そこまでダメージは少ない」。年間50試合登板―。準備を含めた負荷は相当なものだが、北の鉄腕にとっては入団以来、これが普通だ。
 来季は尊敬する岩瀬(元中日)に並ぶ、プロ野球タイ記録となる15年連続50試合登板が懸かる節目の年。11月のファンフェスティバルでは新庄監督から「70試合、放れるか」と聞かれ、「はい」と即答した。まずは来年2月1日、沖縄のブルペンで順調な仕上がりを披露し、ビッグボスのハートをつかんでみせる。

 

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