高校野球
【プレーバック】春季全道大会1回戦 北見北斗13-3釧路北陽※五回コールドゲーム(5月26日、札幌円山)

北見北斗が13得点挙げ11年ぶり春1勝
2014年以来の出場となった北見北斗が序盤の大量得点を挙げ、試合の主導権を握った。一回、「4番・捕手」で先発した松岡翔汰主将(3年)の適時二塁打などで2点を先制。二回には、松岩昭翔(あきと)外野手(3年)の左前打を皮切りに、計5安打を集める打者9人の猛攻で4点を加え、一気に突き放した。
釧路北陽も一回に、1番の杉本聡真外野手(2年)が左中間への二塁打で出塁し、3番・本間一颯(いぶき)内野手の二ゴロの間に1点返したが、先発マウンドに上がった関端優希投手(3年)が3回7失点(自責6)と、北見北斗打線に捕まった。
北見北斗は三回以降も盗塁を絡めるなど、持ち前の機動力を生かしながら、毎回得点を重ねて5回までに13得点を記録。先制適時打を放った松岡は3安打1打点と主軸としての働きを全う。鈴木収監督(56)は「支部予選のときは勝ちたいという思いがキャプテンとして非常に強くて、(動きが)硬かったんですけど、きょうは伸び伸びやっていて、本来の彼のバッティングが発揮できて、私もうれしく思います」と目を細めた。
北見北斗の先発・北原龍投手(3年)は4回3失点と試合を作り、最後は松岡が2番手でマウンドに上がり、3三振を奪う好投で試合を締めた。北見北斗の春全道としては、前回出場以来11年ぶりの白星となった。
■3安打1打点を記録した松岡
「支部のときチャンスで凡退していたので、全道は絶対打つと思っていたので良かったです。支部予選では力が入っていたので、今回の全道では力を抜いて、楽しんでプレーしました」