ファイターズ
2025/05/25 13:40

《ハム番24時》5月25日


 仙台で誕生日を迎えていた。野手が室内練習場でウオーミングアップを開始すると、チームメートから「おめでとう!」の声が挙がり、拍手が起きた。この日、26歳になった清宮は少し照れくさそうに振る舞っていた。

 昨年の25歳の誕生日は2軍の函館遠征中だった。1軍復帰を目指し、奮闘していた時期。結果は3打数無安打だった。今年は開幕から一度も離脱することなく、1軍で戦い続けている。1年前とは違った充実感があるのでは―と問いかけたら「誕生日には1軍にいようとか、思っていなかったので、特別な感情はないです。ただ、1年に1度なので、いい日にできれば」と穏やかな表情で答えた。

 シーズン中は多忙のため、お祝いする機会が限られる。ただ、今夜は予定があるそうで「家族が今、仙台に来ているので、一緒に食事する予定です。お祝いなのかもしれないですね」と明かした。

 あらためてこの1年の目標を聞かれると「優勝したい。(本塁打)30本とずっと言っていますけど、去年の今ごろは0本なので、まだまだこれから。巻き返しですね」と力強く宣言した。18歳でプロ入りし、もう8年目。気付けば、若手から中堅に差し掛かっている。取材する側も、時の流れの早さを実感する。

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