【一問一答】細川凌平 魂を込めた中前適時打 「庄司さんに向けてのコメントでもあります」
四回1死三塁、細川が中前に適時打を放つ=撮影・松本奈央
■パ・リーグ6回戦 日本ハム8-0ロッテ(5月16日、ZOZOマリンスタジアム)
日本ハムの細川凌平内野手(23)が「9番・左翼」で先発出場し、四回に今季初安打となる中前適時打をマーク。今季初のスタメン起用に応え、貴重な追加点を挙げた。試合後の一問一答は以下の通り。
―初スタメンでヒットが出た
「一本まず、出て良かったです」
―試合中には球団を通して「魂を込めて打ちました」とコメントしていた
「ここまで1軍で上がってくるまでも、キャンプからずっと2軍で過ごしてきて、結果も出ていないし、チームに対しても何も貢献できていない。自分に腹が立っていた。そういうのも込めて、あんまり喜びが表情に出なかったかも知れないですけど、腹立っていたのが喜びに変わった、いい日になったなっていう」
四回1死三塁、適時打を放った細川(左)
―新庄監督は前日のバッティング練習を見て、先発起用を決めたと話していた。燃えるものがあった
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「(1軍に)上がってきてから6試合スタメンがなかったので、どこで初めてが来るのかなって自分としても待ち遠しいじゃないですけど。いつ、来るんやろう、いつ来るんやろうとなっていたので、毎日その準備はしているんですけど、きょう言われた時には…。ファームにいる時にたくさんのコーチとか監督も含めて、いろんな人が僕に対して結果が出ない時も寄り添ってくれて。いろんな声かけをしていただいた。その人たちにもいいところを見せたいなと思った」
四回1死三塁、細川が中前に適時打を放つ
―(続けて)
「ファームの庄司(秀幸・選手)教育ディレクター、庄司さんが時々、LINEくれるんですけど、僕、庄司さんの行動とか、すごいリスペクトしていて、大好きなんですけど。庄司さんがいつも『魂を込めて何でも行う』ってことを言われていて、僕に対しても『魂の野球を体現してくれ』とか、『勝負師・細川を僕は信じています』というふうな言葉をいつもくれる。自分的には魂って何やろう。覚悟とかいろんな気持ちがある中で、自分の気持ちすべてを信じてぶつけること、今までやってきたことを含めて、自分自身を自分が一番、信じてあげてそれをぶつけることが魂の野球なんじゃないかな、というふうに思って、きょうはプレーしました。なので、そのコメントを出しました。庄司さんに向けてのコメントでもあります」
四回1死三塁、適時打を放った細川(右)=撮影・岩崎勝