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2025/05/16 19:50 NEW

16歳・根田うのが1打差で初タイトル「きのうの夜も最終日を回ってる夢を…」【道女子アマゴルフ選手権】

初優勝を飾った根田=撮影・西川薫

■北海道女子アマチュアゴルフ選手権最終日(5月16日、千歳・ザ・ノースカントリーGC)

 7年ぶりの高校生Vだ。首位で出た立命館慶祥高2年の根田うの(札幌北広島GC)が、アウト36、イン36の72でホールアウト。3日間通算1オーバーで、2位に1打差の逃げ切り初優勝を飾った。高校生の優勝は2018年に当時北海学園札幌高1年の内田ことこ(22、加賀電子)以来。根田ら上位6人は6月17日から滋賀・名神八日市CCで行われる日本女子アマチュアゴルフ選手権の出場権を得た。

念願の初タイトル「やっと終わった」

 欲しかったタイトルをついに手に入れた。昨年は最終日を首位でスタートも、悔しい逆転負け。大会開幕前から極度の緊張で「きのうの夜も最終日を回ってる夢を見るぐらい、ほんとに大変だった。寝てる間も緊張していて、大きな舞台も何回も行ったことありますけど、優勝争いが一番緊張するので『やっと終わった』って感じ」と、優勝カップを手に安堵の表情を浮かべた。

10番でティーショットを打つ根田

 

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 成長の証しを見せつけた。去年は「何もできなかった」と序盤に逆転され、終盤に盛り返したが2打差の3位。ドライバーの平均飛距離は240~250ヤード。小技の引き出しも増えたが、メンタルが課題だった。「緊張しても自分のプレーをできるようにするには、どうしたらいいか」。導き出した答えは「ただ振って、となるとやっぱり不安になるし、さらに動けなくなるのも、去年の最終日で痛いほど分かった」。スイングの始動数10センチを、手だけでクラブを持ち上げず、体全体で上げていくことを心がけた。

父から学んだプロゴルファーの思考

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