５月１０日は、堀の２７歳の誕生日だった。９日に１軍合流した細野が以前、誕生日プレゼントのお返しをどうするか悩んでいると話していたことを思い出した。

　２月の誕生日には、３月生まれの達と色違いのニットを買ってもらっていた。堀から「今回のセンスで、来年（プレゼントが）あるかないか決まるね」とプレッシャーをかけられ、決めかねていた。

　１１日の練習後、細野に声をかけると、笑顔で明かしてくれた。「達がバスケットボールあげたんですよ。それの置物っていうんですか、ボールの土台みたいなのをバレンシアガで買いました。インテリアみたいな。７日に渡しました」。昨年、達がバレンシアガとアディダスがコラボしたバスケットボールを贈っており、それをオシャレに飾れる台をチョイスしたという。

　渾身のプレゼントに、先輩左腕の反応はどうだったのか。細野は「自分から実用的なものは買わないでと言っていて。何だよコレみたいな反応でした。でも、使ってくれるんじゃないですかね。結構、いい台なので」と、どこか自信ありげだった。優しい堀先輩のことだから、自宅で大切に飾ってあるはずです。