アマ野球
2025/05/05 20:15

斎藤佑樹さんが手掛けた長沼町の少年野球専用球場「はらっぱスタジアム」がプレオープン

野球ボールをイメージした球場のモニュメントで記念撮影する斎藤佑樹さん(右)と栗山CBO=撮影・西川薫

栗山CBOが特別ゲストとして出席

 令和の〝フィールド・オブ・ドリームス〟だ。元日本ハムの斎藤佑樹さん(36)が昨年8月から長沼町に造成していた少年野球専用球場「はらっぱスタジアム」が5日にプレオープンした。両翼は70メートル、中堅85メートル。フェンスは木製で設置するなど手作り感満載の球場となっている。この日は地元少年野球チームによる記念試合が行われ、その前には特別ゲストとして出席した現役時代の恩師である日本ハム・栗山英樹CBO(64)を打席に立たせて〝ガチンコ対決〟するなど、新たな門出に花を添えた。

「のびのびと野球をやってほしい」

 構想3年、ついに夢だった球場が完成した。フィールド横の橋からは、北広島市のエスコンフィールド北海道を望める立地。こけら落としの記念試合で子供たちがプレーする姿を見ながらここまでの経緯や球場への思いを話した。「5月5日に間に合わせるべく、雪解けけしてから短い期間で急ピッチでつくり上げました。まだまだ完成ではないけど、まずは野球ができるという環境をつくることができたのはすごくうれしく思っています。このロケーションの通り、のびのびと野球をやってほしい。みんなに勝ち負け関係なく、今与えられている自分の役割も関係なく、とにかくあのフェンスをオーバーするホームランを目掛けて、それだけを目掛けて野球をやってほしい。そんな思いで『はらっぱスタジアム』という名前をつけました。ぜひ、のびのびと野球をやってほしい」と願いを込めた。

元日本ハムの斎藤佑樹さんが長沼町につくった少年野球専用球場

 

恩師も02年に「栗の樹ファーム」

 晴れ舞台の日に、これほど適したゲストはいなかっただろう。栗山CBOも2002年に近隣の栗山町内に少年野球専用球場「栗の樹ファーム」をオープン。球場づくりにいろいろアドバイスもしたという。あいさつでは「自分もグラウンドづくりをしたことがあるので、ここまで来るのは本当に大変だったんだろうなと思っています。皆さんの力がないと、できなかった。斎藤佑樹を応援してもらって本当に感謝しています」と関係者へのお礼を述べながら本人を祝福した。

イメージは大放物線の左翼席も… どこに打っとんじゃ(笑)

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