高校野球
2025/05/09 07:00 NEW

とわの森が〝ミルクパワー〟で春季大会の快進撃誓う 歴代最多&道内最多部員88人に酪農学園大もバックアップ

とわの森は新1年生35人が入部して歴代最多88人の大所帯となった=撮影・西川薫

札幌支部大会が12日に開幕

 春季全道高校野球札幌支部が12日に札幌・モエレ沼など3球場で開幕する。創部36年目のとわの森は、15日に札幌円山で行われるAブロック2回戦で江別と札幌静修の勝者と対戦する。この春に1年生35人が入部して今季の道内最多で同校歴代最多88人の大所帯となったため、系列の酪農学園大の敷地にある各種施設の利用許可が下りるなど練習環境は一気に向上した。2013年の以来12年ぶり2度目の春季全道出場を目指す。

帯広農業時代にセンバツ甲子園に出場した、就任3年目の前田監督(左)

 

系列大学の施設が利用可能に

 高校と大学が一体となって野球部の強化を加速させる。昨年よりも10人以上が増えてグラウンド一つでは手狭となったため、毎週金曜日に大学の敷地を利用する許可が下りた。さらに合宿所の利用にもゴーサインが出て、月に一度のペースで3月から利用している。今大会の直前にも短期合宿を行う予定だ。

酪農学園大の「健民館」の4階合宿所を使って短期合宿

 

甲子園出場経験ある前田監督の母校

 帯広農業を率いて2度の甲子園出場に導いた酪農学園大OB・前田康晴監督(49)は「大学のウエートトレーニングルーム、すごいんですよ。そこを貸してもらえることになったり、学園として協力してくれる体制も少しずつ整ってきた」。2022年秋の就任後、23年秋、24年夏と道大会に出場。新チームに移行した昨秋も全道まであと1勝だった。「正直、たまたまのところもありますけど、少しずつ意識は変化してきている」と手応えを感じており、全道常連への階段を一歩ずつ着実に進めている。 

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