【一問一答】伊藤大海 9回130球の熱投 決勝弾の後輩に感謝「これからも頼りまくっていきます(笑)」
9回1失点と好投を見せた伊藤=撮影・桜田史宏
■パ・リーグ3回戦 日本ハム2-1ソフトバンク(4月29日、みずほペイペイドーム)
日本ハムの伊藤大海投手(27)が先発し、9回5安打1失点で3勝目を挙げた。相手の主砲・山川にソロ本塁打を浴びて先制を許したものの、追加点は与えず。今季最多の130球で9奪三振を奪う力投を見せ、打線を鼓舞。チームを逆転勝利に導いた。一問一答は以下の通り。
―投球を振り返って
「先制点を与えてしまいましたけど、その後しっかり切り替えて、長いイニングを投げられたので、そこは良かったかなと思います」
―序盤は直球の制球に苦しんだか
「そうですね。力みもありましたし、三回くらいから、ちょっといい感じになってきたかなというのはありました」

―どう投球を変えたか
「もう、あのホームランが、気持ちが出過ぎてミスってしまった1球だったので、落ち着こうというところで。若干、ふわふわ感もきょうはあったので、そこをなんとかクリアできたかなと思います」
―球数が増えても球威が落ちなかった
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「きょうはいろんなボールでストライクが取れていましたし、打ち取ることができていたので、あんまり球数での疲れというのは感じていなかったです。バランス良く、いろんな変化球を使いながら、自分らしい投球ができたかなと思います」
―130球は今季最多
「130球を投げた感覚は全然なかったです。リズム良く、最後の方はいろんなボールを使いながらできたのは、いい収穫だったかなと思います」

―昨年も降板後に水野の殊勲打でサヨナラ勝ちしたことがあった。今回も同様に
「熱い選手なので、こういう場面でやってくれるなとすごく感じますし、すごく頼りになる選手なので、これからも頼りまくっていきます(笑)」
―九回のマウンドに上がったのは志願してか
「一応、相談はありましたけど、あそこで降りたら男じゃないなと思って」

―最後はほえていた。攻撃陣に流れを持っていきたい気持ちもあったか
「それまでの試合で結構、迷惑をかけているので、なんとか粘って最少(失点)でというところはありました。そこに投球と、味方の攻撃と守備と、いろんなものがかみ合って勝てた、良い1勝だったと思います」
―モイネロに投げ勝てたことも大きいか
「ソフトバンクは万全な状態ではない中で、やっぱりどんな選手が出てきてもすごいですし、この戦いは僕自身もすごく楽しみにしているので、モイネロ選手というより、ソフトバンクに勝てたことがうれしいです」