中村桐耶がホーム開幕戦へ闘志「何が何でも勝つ。無失点を目指します」
無失点での今季初勝利を誓ったDF中村(右)=撮影・宮西雄太郎
■3月8日、札幌・大和ハウスプレミストドーム
千葉の強力攻撃陣を封じ込める
北海道コンサドーレ札幌は8日、札幌市内で9日のホーム開幕戦(vs千葉)へ向けて調整した。DF中村桐耶(24)は、開幕から複数失点が続く現状を受け止め、守備の立て直しを宣言。強力攻撃陣を擁する相手を封じ込め、勝利への活路を切り開く。
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自宅のベッドが全然違った
故郷の空気を吸い、身も心もリフレッシュした。2日間に及ぶプレドでの練習を終えた中村は「やっと帰ってきましたね。ホームの舞台で練習ができて本当に良かった。ストレスが溜まっているって思うことはなかったけど、実際に家に帰って部屋のベッドでゆっくりしたときに『全然、違うな~』と思いました」と柔らかな笑みを浮かべた。

約2カ月に及ぶ長期キャンプでは、知らず知らずのうちに疲労が蓄積していた。チームは本領を発揮できないまま敵地でまさかの3連敗。想定外のスタートとなった責任を痛感する背番号4は、敗因を洗い出し、次戦でのクリーンシート達成を目指す。
隙をつくらない90分間の集中力 互いのカバーリング時に…
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「イレギュラーなことが起きた時、お互いにカバーするところで少し後手に回る場面がある。全てが悪いわけではなくて、そういったシーンが出ると失点につながっている。一つずつ課題を潰して改善するしかない。隙をつくらない90分間の集中力がチームに求められているので、意思統一してプレーしたい」
サイドの攻防で負けない
対戦相手の千葉は現在3連勝中と波に乗っている。サイドからの積極的な仕掛けを得意とし、3戦合計7得点とゴールを量産中だ。
中村は「個の能力が高く、サイドにスピードある選手が多くいる。前回の試合を見ても打ち合いを制するような攻撃力があるチーム。こちらとしては点を取りつつ、相手の攻撃をいかにシャットアウトできるかが大事。ここまでは全部、複数失点なので無失点を目指します」と警戒心を強めた。

カウンタープレス
負の流れを断ち切るための特効薬は、勝利に他ならない。積極的な攻撃参加が持ち味のレフティーは「ミーティングの中では攻撃と守備を分けず、カウンタープレスを掛けるという話が多く出てくる。攻守を一体化してプレーする意識です。まだ得点が取れてないので、後ろから厚みを出したい」と、攻守に貢献し待望の白星を狙う。
3連勝中の相手叩けば勢いに乗れる
待ちに待ったホーム開幕戦から、札幌の逆襲が始まる。サポーターの大声援を力に変え、勝ち点3を奪いに行く。「状況が状況なので、気持ちをリセットするというよりも、何が何でも勝つということしか考えてない」。むかわの星の輝きが、クラブ浮沈の鍵を握る。
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