ファイターズ
2024/12/17 21:00

伊藤大海が移籍確実の上沢へ対戦要求 希望は4・1エスコン開幕戦? ファンの気持ちも代弁

変化球の握りや軌道を確認しながらキャッチボールする伊藤=撮影・榎本真之

慕っている先輩の決断を尊重しつつも

 日本ハムの伊藤大海投手(27)が17日、自主トレ中のエスコンフィールド北海道で取材に応じ、ソフトバンクへの移籍が決定的になった上沢直之投手(30)について言及した。お世話になった先輩の決断を尊重しつつ、自らの先発が内定している来年4月1日のホーム開幕戦(対ソフトバンク)を引き合いに出し、直接対決を強く望んだ。

 入団1年目から先発ローテーションに入った伊藤は、エース格だった上沢を慕い、多くのことを学んできた。移動中や食事中も野球の話ばかりしていたという。物腰が柔らかく、ユーモアのある人柄にひかれ「入ったときからずっと面倒を見てくれていました。本当に優しいお兄ちゃん的な先輩でした」と明かした。

今に生きている上沢のメンタリティー

 マウンド上で見せるピッチングや立ち居振る舞いにも影響を受けた。それは今に生きていて「切り替えがすごい上手だなと思っていました。プレー中、顔に出ないところ。割り切り。長いイニングを投げられるということは、メンタリティーが重要だと思うので、それがすごく勉強になりました」と懐かしんだ。

試合前の練習後にはよく会話をしていた上沢(左)と伊藤

 

志願してでも登板して来るんだろうな

 メジャー挑戦前の2023年までは味方だったが、来年から敵に変わる。投げ合う可能性を想像したとき、伊藤は小さく笑った。そして「僕の(先発が内定している)ホーム開幕戦に来るんじゃないですか。志願してでも登板して来るんだろうなと、思っていますけど。それぐらいしてくれないと、ファイターズファンも納得がいかないので」と言葉をつないだ。

悩みも世間の声も理解してるからこそ

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