ファイターズ
2024/05/05 19:25

【プレーバック・写真入り】パ・リーグ9回戦 日本ハム6-3オリックス(5月5日、京セラドーム大阪)

九回を無失点に抑え、チームメートとハイタッチを交わす田中正義=撮影・桜田史宏

 

 

2勝1敗 カード勝ち越し

 日本ハムはオリックスに敵地で6ー3の勝利を収め、カード勝ち越しを決めた。3勝している先発の伊藤大海投手(26)は2点リードを守れず3失点し、七回途中で降板したが、八回に一挙4得点でチームが逆転したため、今季初の黒星は免れた。2番手として救援した杉浦稔大投手(32)が勝利投手となり、2022年以来2年ぶりの白星を挙げた。首位ソフトバンクとのゲーム差は2.5のまま変わらない。

 二回先頭の5番・万波中正外野手(24)が中堅への二塁打で出塁。2死後、上川畑大悟内野手(27)の左前適時打で先制した。続く安打で2死一、三塁となり、三塁で先発出場した1番・郡司裕也捕手(26)の適時中前打で1点追加した。

 しかし直後の二回裏、伊藤は安打、四球、四球で無死満塁のピンチを迎える。9番・来田に中前適時を許し、同点に追いつかれた。2死一、二塁で3番・紅林の中前適時打で勝ち越された。

 三回以降、立て直した伊藤は追加点を許さず、6回⅔を投げ8安打3失点、3四球1奪三振でマウンドを降りた。

 八回に逆襲が始まった。オリックスの3番手・宇田川の代わりばなを攻めた。まず先頭の3番・田宮裕涼捕手(23)が四球で出塁し、盗塁を決めた。無死二塁から4番・一塁のアリエル・マルティネス捕手(27)が右前打を放ち、一、三塁に。マルティネスの代走に中島卓也内野手(33)が送られると、すかさず盗塁を成功させ二、三塁にした。1死はさみ代打の石井一成内野手(29)の内野ゴロを二塁手が悪送球し、3-3に追いつく。7番・松本剛外野手(30)がセーフティースクイズを決め、勝ち越した。2死一、二塁で9番・水野達稀内野手(23)が右越え三塁打を放ち2点追加。リードを3点に広げた。

 勝利の方程式を担うセットアッパー河野竜生投手(25)にホールド、最終回を締めたクローザーの田中正義投手(29)にセーブがついた。河野は11試合目、田中は12試合目の登板だが、まだ失点していない。

 試合詳細はコチラ


■2年ぶりに勝利投手となった杉浦
「ラッキーというか、大海があそこまで粘って最少失点でいってくれていたので。野手がいいところで点を取ってくれたので、周りに感謝です」

 

(全15カット) 

日本ハム先発の伊藤

 

二回2死二塁、上川畑が先制の適時打を放つ

 

二回2死二塁、上川畑が先制の適時打を放つ

 

二回2死一、三塁、郡司が適時打を放つ

 

あわせて読みたい