ファイターズ
2024/04/22 16:00

上沢直之の連載インタビュー『うわっちのUSAレポート』vol.02 開幕直前にレッドソックス移籍 3Aで過ごす今のリアルな現状は?

異国の地で奮闘するリアルな現況を語ってくれた上沢=提供写真

新天地での「今」をリアル報告 北山からのメッセージも

 昨季まで日本ハムでプレーした上沢直之投手(30)の連載『北海道から世界へ うわっちのUSAレポート』は第2回です。3月末に米大リーグ・レイズを退団。レッドソックスとメジャー契約を結び、現在は傘下の3Aウースターに所属しています。めまぐるしく環境が変化する中、新天地でどのような生活を送っているのか。異国の地で奮闘するリアルな現況を語ってくれた。そんな右腕が終身名誉会長を務める「ファイターズ二郎会」のメンバー・北山亘基投手(25)からの伝言メッセージもあります。

米国人投手との共同生活 英会話を心がけるも…

―ご無沙汰しています。お元気ですか
「元気は…元気ですね(笑)」

ー今月4日にキャンプ地のフロリダから、ウースターに移動した
「めっちゃ寒いです。来てすぐとかマジで寒かったですね。でも、だんだん慣れてきました」

―住まいは
「球団が借りているアパートに住んでいます。ルームメートと一緒に、1つの部屋に2人で住んでいます。2ベッドルームで1つリビングあるみたいな。寝る場所は別です」

―ルームメートは
「アメリカ人です。アンドリュー・ポリッチ。年下のピッチャーです」

ー英語で会話をしている
「そんなに部屋でしゃべることないですけどね。会ったら、なるべく話しかけるようにしています。話しかけても、話していること全然、分からないですけど(笑)」

大英断でア・リーグ東地区の伝統球団へ

―開幕直前にレイズからレッドソックスに移籍。大きな決断だった
「そうっすね。結構、大きな決断といえば決断だった。こっちは日本と違ってビジネスなところがあるので代理人と話をして、持っている権利を行使しないメリットがあまりないよね、他の球団からオファーがなかったらそのままレイズでプレーできるしみたいな。行使したらしたで、現時点でレイズより他のチームの方が僕のことを必要としているということになるしみたいな。確かにそうですね、という話はしました」

―権利とは、メジャー契約のオファーがあれば移籍可能な条項
「そうです。そうです」

―悩んだ
「そうですね。レイズに行きたかった理由も明確にあったし、アメリカに行く時にレイズを選んだ理由もしっかりしていた。そういう意味では結構、悩んだのは悩みましたね」

―最終的な決め手は
「最後は自分ですよ。誰かにどうこうとかはなくて、やっぱり最終的な目標がアメリカでメジャーで投げることが目標だし、そこがすごく大事だと思いました」

=提供写真

 

日本とは異質の環境 心がける早期順応

―現在の状態はどうか
「めちゃめちゃいいわけではないです。正直。日本で投げていた球種の割合とは全く違うので、それは難しいですけど、早くこっちで抑えるために環境とかバッターの傾向をチームの中で感じながらやっていかないといけないと思います。投球割合がかなり変わってきますね。真っすぐ系はかなり減りました」

―3Aでの移籍初登板は敵地・シラキュース戦だった。移動は大変だったか
「バスで4時間とか4時間半。でも、僕の地区は楽な方みたいです」

―先発投手はバスの床に寝るという話を聞いたことがある
「今のところないですね。座席に座れました(笑) 昔と今じゃ結構、環境が違うみたいです。昔ほど、ひどくはないみたいです」

日本ハム戦はしっかりチェック 北山から伝言も

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