ファイターズ
2024/03/31 20:45

今季初出場の細川凌平 バットを抱いて寝る〝願掛け〟で佐々木朗から2安打

五回無死一塁、細川(中央)が右前打を放ち、ベンチに向かって手を上げる=撮影・松本奈央

■パ・リーグ3回戦(3月31日、ZOZOマリンスタジアム)

高卒4年目内野手 今季初スタメンでマルチ安打! 

 日本ハムの細川凌平内野手(21)が31日、ロッテ戦(ZOZOマリン)に「9番・二塁」で先発出場。開幕3戦目で今季初出場を果たし、相手先発・佐々木朗希投手(22)から2安打を放つなどキラーぶりを発揮した。
高卒4年目で初めて開幕1軍メンバー入り。前日30日の試合後に新庄監督から「あした、行くぞ」と声をかけられ、万全の準備を整えて臨んでいた。

三回1死、細川が中前打を放つ

 

新庄采配ズバリ 朗希キラーぶり健在

 佐々木とは高卒1年目だった21年の初対戦で中前打をマーク。22年の春季キャンプ中に行われた練習試合でも安打を放っており、指揮官は「ストレートをセンター前に打ったイメージがすごくあった。覚えてた」という。
 

五回無死一塁、右前打を放った細川(右)。左はロッテ先発の佐々木

 

〝添い寝〟はここぞのルーティン 本領発揮で2安打

 事前にスタメンを告げられ、細川は「使ってもらう意味を考えて、何とかあした結果を出したい。頼むから初打席でヒット打ちたい」と決意。宿泊ホテルで自問自答し、たどり着いたのはバットを抱いて寝ること。「本当に抱きしめて寝ました」と願いを込め、眠りについた。

 「この日ヒット打ちたいなとか、自分自身いいイメージが出なかった時に寝付けない時もあるので、そういう時にバットと寝るようにしています」。ここ一番で取り入れるルーティンは効果抜群。〝添い寝〟したバットで今季初打席となった三回には中前にはじき返し、五回には右前打を放ってチャンスメークした。

2年連続の『松本賞』ゲットへ幸先の良いスタート

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