高校野球
2024/03/18 15:00

【センバツ】甲子園開幕! 別海・中道主将「恩返しになった」北海・金澤主将「やってやろう」

開会式で入場行進する北海と別海の選手たち=撮影・小川正成

 第96回選抜高校野球大会が18日、阪神甲子園球場で開幕した。3年ぶり14度目の出場の北海と21世紀枠で初出場を果たした別海の北海道勢が開会式に臨んだ。

北海は31番目、別海は32番目で入場

 晴れ渡った青空の下、堂々と入場行進した。前年優勝校・山梨学院(山梨)から始まった入場行進は同年準優勝校・報徳学園(兵庫)と続き、南から北の順で行われた。北海道代表の2校は出場32校の最後尾となり、大トリは別海が務めた。一際大きな拍手に包まれながら行進した中道航太郎主将(3年)は「最後なので注目していただいたのはうれしい。別海町民のみなさまもテレビで見られたと思うので、別海高校がテレビに映ったのは少しでも恩返しになったのかな」と振り返った。

開会式で対戦校を目にしスイッチ

 一方、北海は別海の前の31番目に登場。金澤光流主将(3年)は「(北からの順番だった)去年の夏は前だったので緊張しました。後ろだと他も歩いた後なので楽に行けました」と昨夏以来の聖地の雰囲気をかみしめた。北海は22日に全国屈指の強豪校・大阪桐蔭(大阪)と初戦を戦う。「開会式があって大阪桐蔭の選手も目にしたので、みんな『やってやろう』と闘志むき出しです」と金澤主将が話すように、本番開幕でスイッチが入ったようだ。

20日、別海ー創志学園 22日、北海ー大阪桐蔭

 両校とも1回戦が山場と言っていい。別海は20日に創志学園(岡山)と、北海は22日に大阪桐蔭(大阪)との1回戦を迎える。別海の中道主将が「エース堺を中心として守備を粘り強くやっていきたい」と意気込みを見せると、北海の金澤主将も「最低でもベスト16。その先に最終目標の優勝を目指してます」と力を込めた。W初戦突破を果たすためにも、残された時間で最終調整を進めていく。

開会式で能登半島地震の被災者に黙祷する北海や別海の選手たち=撮影・小松巧

  

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