ファイターズ
2024/03/02 21:00

3年目ドラ1右腕の達孝太 エスコン初登板で衝撃155キロ 自己最速更新 

八回から登板した達が無安打無失点と好投を見せた=撮影・松本奈央

■春季教育リーグ オイシックス6ー11日本ハム(3月2日、エスコンフィールド北海道)

インパクト大の本拠地初陣 八回に6番手登板

 日本ハムの達孝太投手(19)が2日、鮮烈な〝本拠地デビュー〟を飾った。エスコンフィールド北海道で行われた春季教育リーグのオイシックス新潟戦に登板し、1回無失点。自己最速を2キロ更新する155キロを計測し、スタンドを沸かせた。

どよめく観衆を尻目に本人は冷静 「この時期に出て良かった」

 大量リードの八回に救援。長身の2021年ドラフト1位右腕は、静かに、ゆったりと腕を振った。151キロ、153キロ、155キロ…。1球ごとにギアが上がり、球場がどよめいた。本人に驚きはなかった。

 「去年の段階で一つ目標としていた数字が、155だったので、ちょっと遅くなりましたけど、この時期に出て良かったなという感じです」と控えめに喜んだ。

自信を深めた理想的なピッチング

 四球を1つ与えたが、後続を二ゴロ併殺、左飛に打ち取り、1回無失点。進化を実感する内容だった。この日、真っすぐ7球のうち、6球が150キロ超え。球速を欲しがらなくても、自然に出力が上がり「ブルペンがあまり良くなくて、バランス良くいこうと思ったら、意外と数字が出ていた。これは理想としている形。思いきり投げずに、7、8割でしっかりスピードが出ている」と自信を深めていた。

 自主トレに励んでいた1月中旬の鎌ケ谷。朝早くにブルペン入りし、肌寒い気候の中でも150キロを計測していた。無理に仕上げようとはしていなかった。力をセーブしても、強い球がミットに吸い込まれた。

ブレない意志の強さ 漂う大ブレークの予感 

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