ファイターズ
2023/01/16 20:30

達 狭い新球場適応へ 直球磨き奪三振増やす 

練習の強度を上げながらキャンプインに備える達

原点の直球を磨き直し低リスクでアウトを奪う

 投手不利の予測は、奪三振率向上で覆す。2021年ドラフト1位右腕の達孝太投手(18)が16日、自主トレ中の千葉・鎌ケ谷で新球場「エスコンフィールド北海道」の特性に触れ、三振にこだわる意思を示した。スタンドが低く、本塁打が出やすいと言われる本拠地で結果を残すため、原点の直球を磨き直している。

 最も低リスクでアウトを奪う手段を模索し、一つの答えにたどり着いた。「新球場は狭いと思う。札幌ドームでフライアウトの打球もホームランになってしまう。正直、投手不利な球場。ただ、その中でも三振が取れれば、点を取られることがない。しっかり三振が欲しい場面で取れる投手になりたい」

 長身を生かした落差のあるフォークは決め球として効果的だが、一辺倒では抑えられない。「今までフォークで三振を取っていたけど、そこに頼りすぎた部分もあった。ストレートありきの変化球。ストレートで空振りが取れるようになれば、なおさらフォークでも三振が取れる」と強調。1軍の強打者を意識し、ワンランク上の進化を求めている。

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