ファイターズ
2024/02/18 19:05

《ハム番24時》2月18日

 

 珍しい光景に思わずカメラのシャッターを切った。名護で行われた残留練習で、山本拓がブルペン入り。左右の打席に立ってもらい、キレのあるボールを投げ込んだ。約30球ほど投げて終了と思われたが、そのままパイプ椅子に腰をかけ、ペットボトルの水をグビグビ。汗を拭き、手元に置いてあるストップウオッチをしきりに気にしていた。

 実はこれ、実戦でのイニングまたぎを想定した練習。中日時代に落合英二コーチから教えてもらったそうで「本当に2イニングを試合で投げるのと同じ動きをブルペンでしました」と明かしてくれた。トレーナーに借りたストップウオッチで3分を計測。休憩を挟み、試合さながらに計57球投げた。

 昨年6月にトレードで加入し、中継ぎ陣に欠かせぬ存在となった。前クールでは2日連続でブルペン入りし、連投の準備をするなど「ブルペンでもバリエーションを持たせてやっています」と語る。

 自分で考え、行動する。本人は「考えている風です」と照れ笑いを浮かべていたが、研究熱心だなと改めて思った。

 

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