■練習試合　日本ハム４ー２ＤｅＮＡ（２月１５日、ユニオンですからスタジアム宜野湾）

―先発の上原が３回パーフェクト
「良かったね。四球もないし。マウンド近くで言いましたよ。『初球ストライク』って」

―プレッシャーになったと話していた
「いいのよ。バッターは初球をぼやーっとした感じで待つから。初球から変な球を打ったらイメージも悪いし。上原くんの球質はズドンという感じでくるからね。で、あの初球のチェンジアップ。あれは手を出せない。初球から投げてくれたら､俺はめちゃくちゃうれしいですね」

―フライアウトが多かった
「いや、フライが多いのは良くない。ゴロがいいね。フライは紙一重なところがあるから。（捕手の）真上のフライならいいけど、グラウンド寄り（インフィールド）のフライはちょっと気になりました。でも最終的にはゼロだったら、いいゲームなので全然、問題ないです」

―三回裏からブルペン近くで見ていた
「こっち側（外野に近い位置）で見たいんですよ。外野手だったので。こっち側だとピッチャーもバッターも、タイミングもコースも見られる。ベンチからだったら、今のインコースであの待ち方なの？　とかよく分からない。だから離れて。あとはピッチャーにも声をかけながら」

―生田目にもプレッシャーをかけにいった
「ちょっとかけに行きました。全部の球団に、良いバッターはそんなにいないんだからって。全部２軍の選手だと思って投げなさいと。打たれたら、俺の責任だからというのを伝えました」

―クリーンアップはレイエス、万波、マルティネス。迫力ある打線

「面白いですよね。レイエスも内からしっかりバットが出てる。当たった後に乗せて、送り出すというか。だからいいところに、ライナー性で逆方向に行きますよね。選球眼も、たぶん意識して取り組んでいる。日本ではこういう打撃スタイルでいかないと成功しないというのが分かっているような。本人には聞いていないけど、打席の中の雰囲気は分かっているように見える。ビデオ、映像とは全然違うスイング。癖がないですよね。タイミングをゆっくり取って、見極めている。で、走り方がかわいい。トコトコトコって。音楽付けてほしいね。ベンチでも声を出すし、ピッチャーにも声をかけている。 調子が悪くなったら声が出なくなるから、今のうちに出してもらおう」

―スティーブンソンが初安打
「松本（剛）くんとスティービーが打ってくれて良かった。逆方向にヒットが出たということで、ここから上がってくんじゃないですか」

―ボールを投げ入れていたが
「そうそう。（練習試合で記念球は）いらんやろ（笑）」

―万波のタイムリーで松本剛の走路が良かった
「練習してますよね。練習でやっているコーンを置いているイメージで。ここ（ベース手前）は緩んでもいいんすよ。めちゃくちゃオーバーランしたら、2秒ぐらい違いますから。ここ緩めて（ベースを蹴った後に）まっすぐ行く。レフトの返球が、自分の体に当たるようなイメージの走塁でね。レフトが慌てたら、シュート回転になる外野手が多いので。コンと当たったぐらいじゃ痛くないでしょ」

―ＤｅＮＡのドラ１・度会の印象は
「最初の試合（紅白戦）から猛打賞って、チェックはしてますよ。僕は全球団チェックしてるから、なんでも聞いて」

―現役時代の新庄監督に憧れていた
「ね！　その記事も見ました。僕、お父さんと同級生なんですよ。めちゃくちゃナイスガイで、いい選手。お父さん、めちゃくちゃうれしいだろうなって。なんで右(打ち)にしなかったんだろ(笑)」

ー打席に立った雰囲気は
「タイミングの取り方もいい。プロのピッチャーに対してもタイミングを狂わせられない。さすがドラフト1位。あとはドラフト1位というプレッシャーを感じずに横浜スタジアムで暴れてくれるところを、僕はリーグが違いますけど応援したい。交流戦では打たないように言っておいてください」

ー万波は４番で起用するか
「あまり背負わせたくない、というのもあるんですよ。去年は活躍して、今年が彼にとって一番大事なところ。プレッシャーを与えたくない。伸び伸びやれるポジションでね。（打順は）外国人、万波くん、外国人というところも一つの方法ではあるけど。もうちょっと楽な場所でいいかな。そこは今、探ってます。五十幡くん、万波くん、細川くんも面白いかな（笑）」

ーレイエスの一塁守備は
「それは、分かりゃん。これから。でも楽しそうにやってるし、そんなに打球は行かないから。見てたらファーストに慣れてないね。牽制の球に集中しすぎて打者を見るのが遅いとかね。あとは経験ですね」