ファイターズ
2024/01/17 19:35

【一問一答】清宮 悲願の優勝へ「最下位は飽きた」「村上以上に打つ」 7本の〝打撃矯正バット〟も導入

ドライブラインのバットを使い、打撃練習をする清宮(撮影・桜田史宏)

 日本ハムの清宮幸太郎内野手(24)が17日、千葉・鎌ケ谷の球団施設で報道陣に自主トレを公開した。ティー打撃で重さや長さの違う複数のバットを使用し、フォームの悪癖修正に励むなど、精力的に汗を流した。一問一答は以下の通り。

―自主トレの近況は
「やりたいこともすごくできていますし、順調にいっているかなと思います」

―やりたいこととは
「トレーニングだったり、バッティングの内容だったり。やりたい時に、やりたい分だけできているので、すごくいい毎日が送れているかなと思います」

―今年はソフトバンク・柳田との合同トレから独立した
「本当はギータ(柳田)さんのところも行こうとしていたんですけど、ちょっと行けなくて。でも、しっかりこっち(鎌ケ谷)で体を仕上げたいというのはあったので、キャンプに向けて、しっかり追い込むところは追い込めているかなと思います」

―1人でやるメリットは
「良い点は、人に左右されないというか。自分の時間しかないので。自分がやりたい時にやりたい練習をやりたい分だけできる、というのはあります」



―昨年12月には米・シアトルのトレーニング施設「ドライブライン」を訪問した。収穫は
「いろんなデータがあるので。そのデータと自分のデータを比較しながら、良いところ、悪いところを説明してもらって、理解して、自分の悪い癖だったり、こういう打球が行った時はこういうスイングになっているんだなというのが、自分でも分かるようになってきました。自分でいろんな練習をチョイスして、自分に必要な練習を毎日できているかなと思います」

―悪い癖とは
「僕はちょっと、手が早く出ちゃうというか。本当はもっと連動性を高く、下から順番に動いていくのが良いんですけど、どうしてもちょっと先に手が出てしまう癖があるので。そういうのをちょっとずつ直しているところです」

―練習中にバットを使い分けていた
「それぞれのバットに特性というか、特色があって。意図があって使っているので。こういう練習をしたい時はこのバットを使うと」

―各バットの違いは
「長いの短いのがあったり、細いのがあったり、むちゃくちゃ重いのがあったり、ちょっと重いのがあったり、手元に重心があったり、軽いのがあったりですね」

―導入したきっかけは
「ドライブラインです。ドライブラインのバットを使ってやっています。僕は去年からやっているんですけど、向こうに行っていなくて、ちょっと自分でも意図が分かっていなかったので、あまりちゃんとできていなかったんですけど、今回はそういうのもちゃんと確かめたくて、自分で理解してやりたくて米国に行ったんです。行って、そういうところもたくさん聞けましたし、ちゃんと自分で理解してそういうのも使えているので、すごい良い感じです」

―いろいろな種類のバットを使う目的は
「それぞれのバットで、例えば短いバットだったら、短い分、体をもっと回して、体を送り届けないと(ボールに)バットが届かない。だから、体がもっと回るようになるとか。あと、重いバットは、ちょっとバットが遅れて、体がムチみたいに使える感覚を養える。バットの力を利用して、やりたい動きを出すというような意図がありますね。より、目指したいスイングの形に近づける」

ドライブラインのバットを数本使い、打撃練習する清宮



―米国で理解を深めたことで、以前までとどう変化したか
「(以前は)理解できてなかったから、(数種類のバットを使った練習を)やっていなかったです」

―今は変化を感じるか
「感じますね、やっぱり。スムーズにバットが出てくるというか。詰まったなと思っても、意外とちゃんと芯に当たっていたとか、というところがありますかね。例えば、僕は手が先に出てきちゃうので、重いバットを使うと、手だけで振ったら振れないんで、体を使って振ることになる。(バットに)重さがある分、(手が)遅れて出てくるみたいな。そういう良い動きへのアシストという感じですかね」

―きょうは5種類あった。ケースにはまだあるか
「そうですね。全部で7本ぐらいあります」

清宮が使っていたドライブラインのバット



―今後は、どこを強化していきたいか
「もちろん、バッティングの動きの改善と、あとはもうちょっと瞬発力が上がればいいなと思います」

―きょうの練習のダッシュもその一環か
「いや、なんか河野に誘われました。きつかったです。まあ、僕も走るつもりだったんで全然、良かったですけど」

グラウンドで河野(左)と一緒にダッシュする清宮



―新庄監督が今季の戦力に手応えがあると話していた。選手目線ではどうか

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