高校野球
2024/01/09 20:45

センバツ確実の北海が始動 エース最有力候補は1年生右腕の松田収司

昨秋の全道大会でエース格の活躍をした北海1年の松田(撮影・西川薫)

 昨秋の全道大会を制して、14度目の選抜甲子園(3月18日開幕)出場が確実な北海が、同校グラウンドの雪かきで新年初練習をスタートさせた。平川敦監督(52)は、明治神宮野球大会の作新学院戦に先発した1年生右腕の松田収司投手を中心にチーム作りを行うと明かした。

神宮大会は金澤主将が背番号「1」

 〝エース不在〟の屈辱をはらす。昨秋の全道大会、松田は背番号「11」を背負い、最速140キロ、2500回転/1分とNPB投手並みにスピンが利いた直球を武器に、決勝含む4試合中3試合で先発し優勝に貢献。しかし、明治神宮大会の背番号「1」は一塁手の金澤光流主将(2年)に与えられた。松田に背番号「1」を与える可能性について指揮官は「このオフの取り組みですかね。試合の中心は松田になるんじゃないかな。まだ甘い部分はありますが」と、これまで以上に奮起を求める。

23年11月16日の明治神宮大会 作新学院を九回まで無失点に抑えた先発の松田

 

スタミナ対策のため年末年始で2キロの体重増

 松田は自身の足りない部分を「練習についていけないところ。長距離が苦手で、下から数えた方が早い」と分析する。年末年始は、1日3食のほかに就寝前にモチを6個食べるなどで2キロ増の71キロになった。「冬入る前よりは大きくなってると思います。春までに75キロに増やして、コントロールの精度を上げ、球速も夏までに145キロにしたい」とウエートトレーニングで汗を流す。

2011年、玉熊将一以来の1年生エースに

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