コンサドーレ
2023/11/24 05:00

ストロングポイントがなくなったのが非常に痛かった。ひと皮剥けたもっと強いチームに《河合CRC竜の眼》

 

チーム目標と相反する結果には満足できない

 北海道コンサドーレ札幌の今シーズンの試合も25日のアウェーFC東京戦と、12月3日のホーム浦和戦を残すのみとなった。まだ2試合が残っている状況ではあるが、今回は今季の札幌の戦いぶりを振り返りたい。

 第32節を終えた時点で9勝10分13敗の13位。7年連続となるJ1残留こそ決めたものの、「ACL出場圏内を常に争える順位を確保し、カップ戦はタイトルを取りに行く」というチームが掲げていた目標とは相反する結果となってしまったことには満足することができない。

前半戦は8位で総得点はリーグ1位だった

 シーズン前半の17試合を終えた時点では7勝5分5敗の8位。総得点がリーグ1位の38得点という数字が物語っていたように、攻撃がかみ合った時の爆発力は素晴らしかったし、良いサッカーを見せられているなという印象があった。

 その最たるものが5-4で勝利した6月3日のアウェー柏戦だろう。失点を喫しても「それ以上に点を取るんだ」という姿勢を見せ続けられ、札幌が目指しているサッカーができていたのではないかと思っている。

 だが後半戦に入ると状況が一変してしまった。15試合でわずか2勝という数字は降格圏にいるチーム以下のもので、辛うじて前半戦の貯金でこの順位にいる格好だ。

後半戦失速の要因は結果論ではあるが

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