コンサドーレ
2023/11/10 05:00

サッカーを含めオールスポーツで北海道のためにできることをやっていきたい《河合CRC竜の眼》

J1残留の話題のたびに7年前の骨折の痛みを思い出す

 北海道コンサドーレ札幌は10月28日の横浜FC戦に2-1で勝利してJ1残留を決めた。まずは「ほっとした」気持ちが一番大きいし、残留が確定した状況で残り試合を迎えられることは幸せだと感じている。私がプレーしていた2017年から7年連続でのJ1残留となったが、その話題が出るたびに最初の残留を決めたアウェー清水戦の試合中に左足を骨折し、ものすごい痛みを感じたことを今でも思い出す。あれから7年もJ1に居続けられているのはクラブに関わってきた者としては本当にうれしいし、今後もこの記録が途絶えることなく、ずっとトップリーグでやっていってほしいと思っている。

CRCの仕事とは

 今回は私が関わっている各種活動についてお話しさせていただきたい。

 CRC(コンサドーレ・リレーションズチーム・キャプテン)としての活動の一環で、北海道教育委員会が実施している『子どもの心に響く道徳教育推進事業』の講師として、9月に伊達市、10月に釧路市の小学校を訪問し児童たちに講演を行わせていただいた。レバンガ北海道の折茂武彦社長や車椅子バスケットボールの選手として活躍された元パラリンピアンの京谷和幸さん、元チームメートでブラインドサッカーチーム「ナマーラ北海道」で活動している芳賀博信ら、各界で活躍された方々が講師を行っており、私もプロサッカー選手という夢、目標を叶えた者として経験を話させていただいている。

夢、目標を持つことが大事だと伝え続ける

 子供たちには、自分もずっと成功し続けてきたわけではなく失敗もしたし、いろんな経験をしてきたから今みんなの前で話ができていることを最初に話した上で、まずは夢、目標を持つことが大事だと伝えさせてもらい、そして夢、目標に対して常に全力で努力を継続し、自分自身が生きる上で大切にしている「今、目の前のことを全力で」と伝えている。道内各地でこういう活動をさせてもらうことは非常にありがたく思っているし、私の経験が子供たちの夢、目標につながってくれればうれしい。

北海道アドベンチャークラブのキャプテンも務める