ファイターズ
2023/10/19 18:50

《鶴岡慎也のツルのひと声》田宮のプレーでよみがえった「勝負の秋」の記憶

■みやざきフェニックス・リーグ 日本ハム13ー0韓国選抜(10月19日、ひなたサンマリンスタジアム宮崎)

持ち味を発揮した生田目 6回3安打無失点 

 先発の生田目が6回3安打無失点。格の違いを見せつけた。ストライクゾーンでボールを動かし、テンポ良くゴロを打たせて空振りも取る。持ち味を存分に発揮した。捕手のサインにうなずき、自分のペースを保ちながら、自信を持って投げ込んでいた。

勝負すべきは1軍 ここにいてはいけない投手 

 ピッチング内容は当然、素晴らしい。ただ、ハッキリ言うと、ここにいてはいけないピッチャーだ。フェニックス・リーグはアピールの場。それが大前提にある。社会人からプロ入りし、今年で5年目の28歳。この日の投球をしっかりと1軍相手に披露しなければいけない。

 持っているボールは一級品。今までは「打たれたら、どうしよう」、「結果を出さなきゃいけない」と焦りが先立っていたように感じる。来年の今頃は、ここ宮崎ではない場所で、自分のペースでじっくりと調整していてほしい。

田宮にとってはこの秋が重要 今後の野球人生を左右する

あわせて読みたい