高校野球
2023/10/01 19:15

3年連続42度目の秋季全道決めた北照 背番号11の左腕・高橋が8回12K!【秋季大会小樽支部】

8回2失点12奪三振と好投した北照の先発・高橋投手(撮影・十島功)

■秋季全道高校野球小樽支部(10月1日、小樽市営桜ヶ丘)
▽代表決定戦 北照9-4小樽双葉

最速140キロを誇る左のエース 打でも2犠飛

 急成長を遂げた左のエースが奪三振ショーを演じた。北照の最速140キロ左腕・高橋幸佑投手(2年)が小樽双葉戦に先発し、8回2失点12奪三振と好投。打っても犠飛を2本記録するなど投打で躍動し、3年連続42度目の全道出場を決めた。札幌生まれ神奈川育ちだが、北照が夏の甲子園に出場した2018年と19年に現地で試合を観戦。不思議な縁に導かれるように進学してきた背番号11が、次は全道の主役に名乗りを上げる。
 

四回1死一、三塁から右翼へ犠飛を放った高橋投手

 

いきなり初回から6者連続三振斬り

 一回からフルスロットルだった。先頭打者に対し、いきなり3ボールとしてしまったが、動じずに見逃し三振を奪うと、「キャッチャーミットに思い切り自分のボールを投げようと思ってました」と小樽双葉の6番・桂拓夢外野手(2年)まで6者連続奪三振。七回には失投を捉えられてソロ本塁打を許したが結局、与えた四死球は一つのみだった。立ち上がり以外は終始安定した投球を披露し、8回2失点でお役御免。「投げ切りたかった」と本音も覗かせたが、「真っすぐが良かった。いつも通りの投球をして、こういう結果になった」と胸を張った。

変化球の制球力向上で田中とのダブルエースに成長 健大高崎戦でも好投

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