プロスポーツ
2022/02/01 15:31

北照高で8度甲子園導いた 河上氏 独立リーグ監督へ

監督就任会見で意気込みを語る河上氏(撮影・斉藤千絵)

 5月に新規開幕する野球独立リーグ「北海道フロンティアリーグ」(HFL)の美唄ブラックダイヤモンズは31日、美唄市で会見を開き、初代監督に元北照高野球部監督の河上敬也氏(62)が就任すると発表した。

 母校北照高で35年間監督を務め、春夏通算8度の甲子園出場に導いた河上氏。初めて高校生以外のチームを率いるに当たり、「選手の自主性を育み、選手が力を発揮しやすい環境をつくりたい」と抱負を語った。

 2015年に同校を退職後、道外通信制高校の野球部監督を務めたほか、道内高校の外部コーチとして指導を続けていた。北照高からヤクルトの西田明央捕手ら、12人の教え子をプロ球界に送り込んだ手腕に期待がかかる。

 美唄は19年11月に発足し、昨年まで北海道ベースボールリーグ(HBL)に所属。美唄同様、昨季限りでHBLを退会した石狩レッドフェニックス、士別サムライブレイズの3球団でHFLを結成した。美唄は日本独立リーグ野球機構(IPBL)への加盟申請を済ませ、すでに受理されたという。

 昨年末には最速158キロの左腕ヘスス・ゴメス投手(22)=ドミニカ共和国出身=の加入が決まるなど、美唄は新リーグ初年度優勝を目指し、戦力強化に力を入れている。

 美唄の荘司光哉代表は、河上氏の指導力を高く評価し「北海道の活性化を期待している」と話した。2月20日に、合同トライアウトが開催される。

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