ファイターズ
2023/09/07 17:50

球界屈指のスピードスター五十幡 課題と向き合う日々 「野球勘を磨きたい」

5日の試合前練習で笑顔を見せる五十幡

8日から本拠地エスコンフィールドで西武3連戦 残るリーグ戦は21試合

 課題と向き合い、シーズンを駆け抜ける。日本ハムの五十幡亮汰外野手(24)が7日、西武3連戦(エスコンフィールド北海道)に向けて空路移動した。プロ3年目の今季は5月に左太もも裏を負傷。約2カ月の離脱を余儀なくされながらも、キャリア最多の17盗塁を記録している。さらなる数字の上積みを狙う背番号50は、残り21試合に懸ける思いを言葉にした。

 「残りは少ないですけど、シーズンを通して自分の技術力アップを目指しています。技術だけではなくて野球勘も。この世界で長くやっていく選手は、うまくて頼りになる選手だと思う。技術が一番大事だけど、野球への取り組み、姿勢、努力。そういったところも大切にしながら、野球勘を磨いていきたいです」
 

6日の楽天戦が雨天中止となり、室内練習場で打撃練習をする五十幡

 

脚力は球界トップレベル 課題は予測、選択、状況判断

 球界屈指の脚力を武器に、攻撃をけん引する能力を持つ。その一方でプレーの予測や選択、とっさの状況判断を課題としている。7月の楽天戦では1点ビハインドの九回無死一、二塁の好機で、一塁からタッチアップを試み憤死する痛恨の走塁ミスもあった。苦い経験を糧とし、プレーの引き出しを増やすため、目の前の一球に集中し続ける。

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