■パ・リーグ１９回戦　ロッテ０ー５日本ハム（８月１７日、エスコンフィールド北海道）

―八回の守備で万波がタッチアップを刺した
「まあまあ、プレー自体はね。５―０の展開。逆の立場で万波くんの肩を知っているのであれば、うちのチームは１００％走らせないっていうところはありますよね。あれはショートバウンドかな。清宮くんもよくカバーしてくれた。ノーバウンドでいってくれたら、さらに格好良かったですよね。でも、まだまだですよ。あの点差で走られるようじゃ」

―補殺の後、手でバツ印をつくっていたが、何のバツだったのか
「走ったらアカンやろ、のバツ。すぐヘッドコーチに、（相手と同じ状況になった時）万波くんの肩を知っていて走らせたらアカンよ、ということは言いました。まだチャンスはあると思うのでね」

―万波のホームランは

「ものすごく詰まったって言っていました。詰まってもあそこまで飛ばせるのを本人が把握して、ああいう打ち方ができたら、どんどん打率もホームランも増えていく。うまく腰の回転で乗せてね。詰まった打球は切れないですよね。ああいうテクニックを少しずつ学んでいってもらえたら、どんどん成長すると思います。大スターの一員に加わってくると思います」

―四回途中で降板した根本は足に打球を受けた影響があったか
「足自体は、たぶん大丈夫だと思ったんですけど、足をかばいながら上半身や肩、肘に（負担が）来ないかな、というのが心配で。ちょっと代えようかという話になって、代えました」

―本人的には、もう少し投げたそうだった
「それは（本人に）聞いて。そりゃ投げたいでしょ。もう１回は投げたかったと思いますけど、次ね。一回抹消するのかな？　抹消してから、また投げてもらう形になりますね」

―マーベルはロングリリーフがうまい
「ねっ！　（ゴロアウトが多く）サードの練習になりますよね。あれはツーシームかな。曲がる場所が良いですよね。ちょうど打とうとした時に。調子が悪かったら、もっと早く曲がり出す。その辺がバロメーターかなと思います。もう少しテンポが早かったら最高ですけどね。２軍でも、けん制１４回ぐらいやってたからね」

―王柏融のホームラン。監督もウルッと来たか
「ウルッというかね。やっぱりね、初球から手を出していくことですよね。ファイターズでもヘッドスピードはトップレベルなので。ポイントが良かったら、あそこまで運べる。ちょっと外気味の低めかな。きょう美馬くんは右バッターの方が打率３割以上打っていて、左が良くないっていうところで。データを確認したら、ボーロンが４割２分ぐらい打ってたんですよね。きのうヒーローになったし、ちょっと期待して。行ってくれという思いで行ってもらったらね、台湾の手前ぐらいまで行ったかな（笑）」

―監督から握手を求めた
「うれしかったですよね。きのうも大事ですけど、きょうはもっと大事と本人も僕自身も思って出てもらった。１打席目にね、そりゃうれしかったですね」

―あらためて打撃の良さは
「低めの見極めができる。去年よりね、できて。間が取れてますよね。早めにタイミングを取って前に行かずに、間が取れて、右足がついた時にちょっと間が良いというところで、壁ができてるからヘッドスピードが走るというところは、ずっと２軍の方で取り組んでいて。きょうのホームランも良かったですけど、やっぱ、きのうの左中間へのライナーがワンボーロンかなというところはありますね。まあ、ホームランバッターではないですから。でも、この球場なら、ちょっと面白いかな。ライトは、入りやすいし。屋根が開いたらもっと面白いかなと思いますもん。ボーロンの時だけ開けてもらおうかな。ダメ？　ただ、もう少し、柔らかくしたいな、内野の土の部分を。それも試してみる価値はあるかな」

―５連勝
「言ってたでしょ。もう少しで爆発するって」

―（１２連敗があったので）１３連勝しないと
「欲、持ちすぎじゃないですか（笑）。なんか乗っているので、負ける気がしないというか。まあ、どのチームも連勝している時はそう。普通に一生懸命、勝ちにつながって、８連勝から１０にいくような、今はそのリズムに乗っているかな」

―２試合連続の０封
「古川くんのリードも良いしね。（４打席連続三振を指して）どうした、きょう（笑）。弟？　だからもう３打席当たらんから、エンドランかけたら、それでも当たってくれなかったという。経験している選手じゃないから、経験させていけば面白い選手になってくると思いますし。同じね、福岡出身なので、期待はしてるんですけど」

―野村のレフト
「良いプレーをしてほしいんじゃなくて、今ね、打つ方がすごく良いので。森本コーチが毎日毎日少しずつ（教えていて）、急にはできないんで。やっぱり後ろの打球が一番難しいから、その辺は経験させていきながら。まあでもレフトと決まったわけじゃないですからね」