ファイターズ
2023/06/20 02:05

二刀流・上原 好投&好打の裏に〝秘密兵器〟あり

五回無死一、二塁、左前打を放った上原(左)が塁上でポーズ(撮影・桜田史宏)

■交流戦3回戦 日本ハム4-3DeNA(6月19日、横浜スタジアム)

勝利は付かずも 5回⅓を1失点に抑えて流れつくった

 日本ハムの上原健太投手(29)が19日、DeNA戦に先発し、5回⅓を1失点に抑えて勝利に貢献した。一回2死から3連打で満塁のピンチを背負うも、無失点で切り抜けリズムに乗った。二回から五回までは圧巻の無安打投球を披露。六回1死から佐野に二塁打を浴びたところで降板となり「六回は投げきりたかったですね」と悔しがったが、「すごく打つ打線なので、一人一人、どうやってこのバッターを抑えるかずっと考えていて、気付いたら五回だったので。自分が何回投げているのかも分からなかった。初回にずるずる2点でも入っていたら違う展開になっていたので、そこを凌げたのは良かったです」と一定の手応えも感じていた。

五回は2度のバント失敗も今季初安打

 二刀流左腕は、打でも魅せた。1点リードの五回無死一、二塁の場面で二度、犠打がファウルになり追い込まれたが、カウント1ー2からの4球目をバスターでミート。打球は左前で弾み、今季初安打をマークした。しかし、直後に清宮の二直で一塁を飛び出して併殺を食らい「飛び出しで、全部台無しです。ヒットもバント2回失敗のあとなので、結果論。バッターもやっているからこそ、そういうミスはやっちゃいけない。それがなければ点が入って、もうちょっとイニングを投げられたかもしれないし、もうちょっと楽な展開で投げられたかもしれない」と反省しきりだった。

昨春から愛用するマウスピースのおかげで けがなくローテ定着へ

あわせて読みたい