ファイターズ
2023/05/31 00:05

上原が背水マウンドで今季初勝利「野手のみんなに、ありがとう」

五回2死一、二塁、村上から三振を奪いガッツポーズを見せる上原(撮影・大石祐希)

■交流戦1回戦 ヤクルト1-2日本ハム(5月30日、エスコンフィールド北海道)

悔し涙から約1カ月「空振りが取れるボールを磨いた」

 背水の覚悟を白球に込めた。日本ハムの上原健太投手(29)が30日、エスコンフィールド北海道で行われたヤクルト戦に先発登板。6回1失点の力投で今季初勝利を挙げた。大事な交流戦初戦を制し「勝てば勢いに乗れると思っていたので、かなり意識しました。本当に野手のみんなに助けられて、ありがとうと言いたいです」。再三の好守で盛り立ててくれたチームメートに感謝した。

 涙の敗戦から約1カ月。ようやく笑顔を取り戻した。4月は3度、先発のチャンスに恵まれながら0勝2敗と結果を残せなかった。五回途中で交代を告げられた4月16日の西武戦では、降板後のベンチで人目もはばからず涙した。2軍降格後は「どうしても三振が欲しい場面で空振りが取れなかった。フォーク、スライダーと空振りが取れるボールを磨いてきた」と、決め球の精度をテーマに投球を見つめ直した。

先頭四球は厳禁…再出発の重圧「見事に四球を4つも出してしまった」

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