【コンサドーレ道東ツアー1日目】GK高木駿がミニゲームで躍動 MF駒井善成は初めてのコンビニ業務
道東ツアーは豪華3人が担当
北海道コンサドーレ札幌の選手たちが北海道の各市町村を訪問する『CONSADOLE HOKKAIDO TOURS』。道東コースのツアーにはGK高木駿(34)とMF駒井善成(31)、河合竜二CRC(45)の3人が参加した。
札幌から空路で網走入り。網走潮見小学校で『サスティナブル×オホーツク トークセッション&サッカースクール』を実施した。SDGsをテーマとしたトークセッションでは、河合CRCが札幌が取り組んでいる『PASS』プロジェクトについて説明。約70人の出席者へクラブの活動への思いを伝えた。
ミニゲームで少年少女にプロのすごさを見せつける
トークセッションの後に行われたサッカースクールには41人の少年少女が参加し、高木チームと駒井チームに分かれてミニゲームを行った。ここで大活躍を見せたのが高木だった。自チームのピンチではゴール前まで戻り決定的なシュートを元コロンビア代表GKイギータ(57)を彷彿させるスコーピオンキックでスーパークリア。最後に行われた子供たち対選手・スタッフによるミニゲームではワントラップからの見事なジャンピングボレーで締めくくるなど、持ち前の足元の技術の高さを地元の少年少女たちに見せつけた。「プロの選手がこんなにうまいんだぞということを感じてもらえるいい機会なのかなと思うので、『この人たちすげえ』ということだけでも思ってもらえたらいいな」。その気持ちを華麗なプレーの数々に込めて子供たちへ届けた。
移動はコンサドーレのラッピングバス
3日間の行程で選手やスタッフを各地に送り届けてくれるのが、網走バスのコンサドーレラッピングバス。潮見小学校からの出発前には3人がバスの車体にサインを書き込んだ。
バイト経験のない駒井がセイコーマートの一日店長に
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この日最後の訪問地となったのは、札幌のオフィシャルパートナーであり今回のツアーのサポートをするセイコーマート。高木、駒井両選手が17時から一日店長を務めた北見春光店には大勢のサポーターが駆けつけた。16時ごろに一番乗りで来店した北見市の金井隆行さんは「一目顔だけでも見られるかなと思って」と選手との交流を喜んでいた。
仕事の評価は河合CRCが一番
広い駐車場は来店者の車でいっぱいとなり、店内は大混雑。(株)セイコーマートの古田千香さんはその光景に「こんなにいらっしゃるんだなと思って。すごい勢いでお客さまが並んでいました」と驚きの表情。選手2人の働きぶりを「すばらしいですね」と語った。「一番働きぶりがすばらしい」と高評価を得たのは最後尾の誘導を買って出た河合CRCだった。「うちのオペレーションマニュアルのようでびっくりしながら見てました。すごいと思います」。河合CRCも笑顔を見せていた。
一日店長は約1時間で終了。高校時代に短期間宅配便の仕分けのアルバイトを経験したことがある高木は「楽しかったです。(店員に)サポートに付いてもらって、だんだん慣れてきて。一人でチャレンジしてみたいなと思ってきたけど止めときました」と笑顔で振り返り、アルバイト経験のない駒井は「本当に何事も大変だなと思いました。(大勢の来店があり)びっくりしましたね。予想以上に来てもらって。本当にこんなにもたくさん応援してもらっているんだなって改めて感じました」と感謝した。
ツアー2日目となる10日は、駒井は別のイベントに出席。高木と河合CRCが小清水町を訪問する。