ファイターズ
2023/05/13 20:30

加藤貴 ほぼ〝カドックス〟の102球完封 新庄監督「一瞬で終わった感じ」

完封勝利を決め、笑顔の加藤貴(左)(撮影・松本奈央)

■パ・リーグ7回戦 ロッテ0ー5日本ハム(5月13日、エスコンフィールド北海道)

納得の無四球102球 ラスト九回はわずか7球

 ほぼ〝カドックス〟だ。日本ハムの加藤貴之投手(30)が13日、エスコンフィールド北海道で行われたロッテ戦に先発し、無四球の散発4安打で今季チーム初の完封勝利を飾った。球数は102。100球未満での完封を意味する「マダックス」はならなかったが「(伏見)寅威さんの要求通り投げようと思っていましたし、野手の皆さんに助けられた。ブルペンの皆さんも疲れていると思うし、9回を投げられて良かった」と充実感をにじませた。

 九回のマウンドに向かうと、自然に拍手が起きた。2球で2死までこぎつけ、97球。偉業の期待も膨らんだが、最後の打者に5球を要して102球でフィニッシュした。クールに投げ続けた男は、勝利の瞬間に表情を緩め、仲間とハイタッチして喜びを分かち合った。

続投志願で見事にシャットアウト 新庄監督「一瞬で終わった感じですね」

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