ファイターズ
2023/05/07 17:35

【プレーバック】パ・リーグ9回戦 楽天2-3日本ハム(5月7日、エスコンフィールド北海道)

守備でミスを犯した名手・上川畑が値千金のサヨナラ打 田中正はうれしいプロ初勝利

 日本ハムは本拠地で楽天に3-2でサヨナラ勝利した。先発のコナー・メネズ投手(27)は三回、五回に味方の失策で失点したが、6回4安打2失点(自責0)。しっかりと試合をつくると、その後は中継ぎ陣が踏ん張り、2番手・河野竜生投手(24)、3番手・宮西尚生投手(37)は得点圏に走者を背負ったものの無失点に抑え、最後は田中正義投手(28)が3者三振にとって流れを引き寄せた。

 打線は、五回にドラ1ルーキー・矢沢宏太投手兼外野手(22)の右犠飛で1点差とし、七回にアリエル・マルティネス捕手(26)の2号ソロで同点に追いついた。2-2で迎えた九回は、先頭の万波中正外野手(23)が意地の内野安打で出塁すると、伏見寅威捕手(32)がきっちりと送りバント。続く福田光輝内野手(25)は四球を選んで1死一、二塁とした。すると三回に自らの失策で先制点を献上していた上川畑大悟内野手(26)が本拠地の大歓声に応え、右中間へ値千金のサヨナラ打を放った。打率.165と苦しんでいた上川畑は6試合ぶりの打点で決勝点を挙げ、〝神〟川畑の復活を印象づけた。

 ゴールデンウイークの最終戦をサヨナラ勝利で飾り、これで3カード連続の勝ち越しで5位に再浮上。7年目の田中正は嬉しいプロ初勝利を挙げた。


■先発し6回4安打2失点(自責0)と好投したメネズ
「全体的に調子は良かったです。スライダーがベストではなかったけど、ストレートが良かったので、結果として他の変化球を生かすことができました。打者のタイミングをずらすピッチングができたと思います」

■五回に右犠飛を放った矢沢
「(上川畑)大悟さんがチャンスをつくってくれ、江越さんも粘っていたので、自分がなんとかしたいと思っていました。セカンドゴロでいいと思っていましたが、ランナーを返すことができて良かったです」

■七回に同点の左越え2号ソロを放ったマルティネス
「2ストライクと追い込まれたので、出塁することを考えていました。得意のコースにスライダーがきたので、しっかり合わせることができました。ホームランになったので良かったです」

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