前回楽天戦で六回途中５失点　チームも６点リード守れず黒星

　日本ハムの加藤貴之投手（３０）が２８日にエスコンフィールド北海道で行われるソフトバンク戦に先発登板する。中６日で迎える一戦へ向け「初回から全力で頑張りたい」と短い言葉に決意を込めた。

　前回登板の楽天戦（楽天モバイル）は六回途中５失点で降板。味方打線は五回に一挙７得点の猛攻を見せたが、左のエースが崩れ、ゲームの流れを手放した。チームは一時６点のリードを奪いながらも大逆転負け。加藤貴は「自分でリズムを崩して試合をつぶしてしまった。そこは本当に反省しています」と敗戦の責任を一身に背負った。

オフの「普通な一日」でリフレッシュ　今季２勝目奪取へ万全

　先発ローテを守る上で、メンタル面の切り替えは欠かせない。試合のなかったオフの日には「タイヤ交換して、そばを食べて、買い物して帰ってきた。普通な一日を過ごしていました」とリフレッシュ。つかの間の休日を満喫して気持ちを入れ替えた。

　開幕投手の大役を担った今季は、４試合に登板し１勝２敗と負けが先行している。「野手が試合をつくってくれているのに自分の役割ができていない。中継ぎにも迷惑をかけている。しっかりしないといけない」。ポーカーフェースの裏側には、大黒柱の強い自覚と責任感がある。