ファイターズ
2023/04/27 00:20

万波 今季初4番で4打点 桜になぞらえ「僕らもここから開花していけたら」

五回1死一、二塁、タイムリーを放つ万波(撮影・松本奈央)

■パ・リーグ5回戦 オリックス3ー6日本ハム(4月26日、エスコンフィールド北海道)

清宮&野村の不在をカバー 2二塁打4打点の荒稼ぎ

 〝主役〟抜てきに発奮! 日本ハムの万波中正外野手(23)が26日、オリックス戦(エスコンフィールド)で今季初めて4番に座り、2二塁打4打点と主砲の仕事をこなした。ここまで全試合で4番を務めていた野村は休養日が与えられ欠場。クリーンアップを担っていた清宮もけがで離脱中だ。普段から仲が良いチームメートたちの不在を、バットで見事にカバーした。

 「2人の穴を埋めたとかは全く思わないですけど、特に最近はクリーンアップにすごく良い形で回してくれていたので、それをきょうは僕が返すことができて良かったなと思います」

三、五回といずれも三塁線を破る2点タイムリー 新庄監督も「リプレー?」

 ハプニングも目には入らなかった。2点リードで迎えた三回1死一、二塁から三塁線を破った強烈な打球は、左翼ファウルゾーンのボールボーイを襲った。かろうじて逃げたが、白球は座っていた椅子の下に置かれたグローブを入れる袋にぶつかり、その間に2者が生還。「何が起きたのか全然分からなかった。必死で走っていたので」と苦笑いで振り返った。

 続く五回1死一、二塁の第3打席も、新庄監督が「リプレー?」と驚くほど、同様の打球が再びボールボーイに向かった。今度は椅子と荷物を手にフェアゾーンへ回避し、何事もなく2点を追加。この時点で点差を6点に広げ、勝利を大きく引き寄せた。

高卒同期のプレッシャーを再認識 野村の悔しそうな表情にも刺激

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