ファイターズ
2023/04/06 20:50

万波 朗希の161キロ攻略「最高の打席を送れた」 5試合ぶりのスタメンで存在感

万波が一回の朗希打ちに続き、七回に小野から二塁打を放つ(撮影・玉田順一)

■パ・リーグ3回戦 日本ハム1ー6ロッテ(4月6日、ZOZOマリンスタジアム)

WBC帰りの令和の怪物と対峙 直球はじき返しチーム唯一の安打

 161キロ撃ちだ! 日本ハムの万波中正外野手(22)が6日、ロッテ戦(ZOZOマリン)に「2番・右翼」で先発し〝令和の怪物〟佐々木朗希投手(21)からチームでただ一人、安打を放った。一回1死で対戦し、中前打をマーク。「久しぶりのスタメンだったので、かなり気合を入れていった。スピードガンはあんまり見ていないですけど、160キロ(以上の球)をはじき返せたなら、いいんじゃないかな。良い結果になった」と笑顔を見せた。

朗希対策が奏功 粘って粘って9球目を捉えた

 周到な準備をして臨んだ打席だった。「すごいピッチャーなので、まず簡単にやられない姿勢を上位打線で見せたいなというのはあった」とコンパクトなスイングを意識。バットを通常より指2本分短く持った。佐々木朗の直球は初球から160キロを計測し、カウント2ー2からの5球目はこの日最速の164キロ。それでも食らいついてファウルで粘り、外角に落ちる149キロのフォークは冷静に見送った。

 最後はフルカウントからの9球目を教科書通りのセンター返し。球界を代表する右腕から打った今季初安打に「佐々木投手から打てたので、良いスタートになることを願っています。粘って粘って、何とか塁に出たい気持ちだった。最高の打席を送れたかなと思います」と充実感をにじませた。

七回には小野から二塁打 世界一の侍ジャパンから刺激

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