ファイターズ
2023/02/15 18:30

《大海の部屋》vol.01 WBCでダルビッシュさんと戦える喜び

㊧地球型バルーンでWBCの決戦の地・フロリダを指差す伊藤㊨㊤球場で日の丸を掲げる㊨㊦今回からWEB版「大海の部屋」としてリニューアルします!

今回からWEB版でリニューアル 

 日本ハムの伊藤大海投手(25)が、2023年も道新スポーツWEBで連載『大海の部屋』をお届けします。鹿部町出身の道産子右腕が、月1回の予定でプライベートの素顔をどーんと開放。リニューアル第1回目は、初出場となるワールド・ベースボール・クラシック(WBC)への意気込み、憧れのダルビッシュ有投手(36、パドレス)との合同自主トレについてつづった。

野球だけでなく、オフの意外な一面もお見せします

 北海道日本ハムファイターズの伊藤大海です。昨年に続き、道新スポーツWEBで連載を担当することになりました。このコーナーでは、オフの僕を出して、こういう一面もあるんだ!というところをお見せしたいと思っています。

 プロ3年目を迎える今季は、シーズン開幕直前にWBCが控えています。日本代表に選ばれただけで光栄ですが、それだけで満足せず、キャンプ中からアピールして、自分のポジションを勝ち取りたいです。

日本代表招集は栗山監督から直接LINE電話で告げられドキドキ

 日本代表入りは、1月中旬に栗山監督からLINE電話で伝えられました。ダルビッシュさんとの自主トレでアメリカにいて、タクシーに乗っていた時でした。着信があったときは緊張しましたし、本当にうれしかった。それこそメジャー組が入る入らないで瀬戸際のポジションかなと、ドキドキでしたから。

「大海、世界一を一緒に取りましょう」

 監督からは「大海、世界一を一緒に取りましょう。大変な場面で投げることになると思う」と言われました。期待してもらえていると感じて、やってやるぞという気持ちが出ました。

ダルビッシュからは「良かったね。一緒に頑張ろう」

 ちょうどアメリカを出発するときだったので、既にメンバー入りしていたダルさんにはLINEで連絡しました。「良かったね。一緒に頑張ろう」と言ってもらい、一緒にプレーすることができるのがすごくうれしいなと改めて思いました。

 ダルビッシュさんからはポストシーズンが終わった後に、LINEで「もしよかったら自主トレを一緒にやろうか」と連絡をいただきました。そこから1カ月くらい連絡が来なくて、飛行機のチケットはギリギリに取りました(笑)。WBCに出る出ないで、忙しい時期だったようです。

合同自主トレでは、お金を払ってでも学びたいくらいなのに…

 ホテルはダルビッシュさんが手配して、宿泊代も出していただきました。僕からしたら、お金を払ってでも学びたいくらい。そこまでしていただけたのは、うれしかったです。

パドレス本拠地と自宅で練習 朝から晩まで一緒 おごらない人間性もすてきです

 一日の流れは、昼までパドレスの本拠地・ペトコパークで練習をして、ダルビッシュさんのご自宅へ。お昼ごはんを食べてゆっくりして、ウエートトレーニングするのが毎回の流れでした。メジャーでもトップクラスの選手は、時間の使い方がうまい。やるべきことを端的にしっかりこなしていて、勉強になりました。朝から晩まで一緒に行動させてもらって、おごらない人間性もすてきでした。めちゃめちゃいいパパで、理想だな~と思いました。

昨年のサッカーW杯にも大きな刺激 日本中が盛り上がる

 沖縄・名護でのキャンプを打ち上げ、いよいよ2月17日からは宮崎で行われる強化合宿に合流します。昨年12月にはサッカーW杯に大きな刺激を受けました。恥ずかしい話なのですが、(決勝トーナメント)クロアチア戦でサッカーを初めてフルで見ました。ぶっちゃけサッカーは得意でもないし、あんまり興味がなかったんですけど…。めっちゃ感動しました。やっぱり、日本中が盛り上がるじゃないですか。盛り上がりに乗っかってみて、いいなと思いました。

WBCでも普段見ない人に「野球っていいな」と少しでも思ってもらえたら

 W杯のようにWBCも、普段スポーツを見ない人も見る大会だと思います。注目度も上がりますし、僕がサッカーでそうだったように普段、野球を見ない人の目に付いたときに「野球っていいな」と少しでも思ってもらえたらうれしいです。伊藤大海らしく頑張っていきますので、応援よろしくお願いします!

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