ファイターズ
2021/10/09 14:24

プロ野球タイ記録 4犠飛

三回1死二、三塁。近藤が犠飛を放ち、チームメイトとグータッチを交わした。活発な打線は、82年以来となるNPBタイ記録の4犠飛をマークした

日本ハム9ー0ロッテ(8日、札幌ドーム)

 1点でも多く投手を援護したい―。打線の思いが、1試合4犠飛のプロ野球タイ記録を生んだ。まずは二回、4番・近藤、5番・高浜の連打で無死一、三塁の好機をつくると、6番・浅間がきっちり中犠飛をマーク。横浜高出身トリオで先制点をもぎ取り、浅間は「横高のつながりです」と胸を張った。
 さらに2―0の三回には1死二、三塁から近藤が左犠飛。五回1死一、三塁でも中堅へと2打席連続犠飛を放ち、小刻みにリードを広げていった。役割を全うした頼れる4番は「立野が粘り強く投げてくれていたので、追加点を取ることができてよかった」と喜びをかみ締めた。
 7―0となった七回1死二、三塁の場面では、途中出場の谷内が中犠飛でダメ押しとなる得点をたたき出した。1試合4犠飛は、82年7月3日・近鉄戦以来チーム2度目のNPBタイ記録。好機に無駄のない“仕事”を積み重ね、大量得点での快勝に結びつけた。

■データBOX

 日本ハムがプロ野球タイ記録となる1試合4犠飛をマークした。過去にセ・リーグで1球団(1度)、パ・リーグでは4球団(6度)が記録している。日本ハムは1982年7月3日の近鉄戦以来、2度目となった。

 

 

あわせて読みたい