ファイターズ
2023/02/01 22:30

今季も〝新庄式〟健在! シーズン初実戦で伝説の外野手トリオが直接指導

試合中、外野手に直接指導した新庄監督(左)と稲葉GM(上)、森本コーチ

■紅白戦 紅組2-4白組(1日、沖縄・タピックスタジアム名護)

外野守備に6人!? 新庄監督 稲葉GM 森本コーチが間近でアドバイス

 過去の常識にとらわれない〝新庄式〟の野球が、今季もキャンプ初日から繰り広げられた。紅白戦の試合開始と同時に、異例の光景が観衆の目に飛び込んだ。外野の守備位置に就く選手のすぐ後ろに、もう1人。計6人が芝生の上に立っていた。

 伝説の外野トリオが密着指導だ。左翼に森本稀哲外野守備走塁コーチ(42)、中堅に新庄剛志監督(51)、右翼には稲葉篤紀GM(50)が散らばり、各ポジションの選手に身ぶり手ぶりを交えて助言した。チームの守備力向上のために、2006年の日本一を支えたレジェンドたちが再び力を結集した。

試合直前に発案 「実戦で成功してこそ自信、信頼関係になる」

 実戦でしか得られない経験値がある。あえて紅白戦の最中に指導を行った意図を、新庄監督は「紅白戦前に、俺たちが現役時代にやっていた動きを選手に教えようってなった。実戦で成功してこそ、自信になって余裕につながってくるから。それが信頼関係になる」と説明した。あうんの呼吸が生み出す鉄壁の外野守備は、強いファイターズの象徴だった。経験と技術を次世代に受け継ぎ、V奪還を目指すチームの土台をつくる。

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